待った甲斐があった『ノーゲーム・ノーライフ』最新刊 大きく動き出した物語の行方はーー

待った甲斐があった『ノゲラ』最新刊

 待つ身が辛いという人に、別のゲームものをお薦めしておこう。細音啓による「神は遊戯に飢えている」シリーズだ。こちらも神様が決めたルールの下でゲームを戦うというストーリーだが、人間が神様たちと直接戦うところが「ノゲラ」シリーズとは違っている。

 退屈をもてあました神様たちが、人間を挑戦者に誘って10連勝すれば祝福を与えるという設定。その戦いに無敗を誇る少年フェイや、元神様でゲーム好きが高じて隠れていた氷の中に3000年も眠っていたレオ-シェが挑む。

 ゲームの内容は鬼ごっこならぬ神ごっことして神様から逃げ回るものだったり、空を行くウロボロスを攻略するものだったりと多彩。「ノゲラ」のようにルールを見破るところから始まり、勝利の可能性を広げて突破していくフェイや仲間たちのスリリングな戦いを堪能できるシリーズだ。第3巻まで発売中。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「書評」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる