ママ友たちの間に友情はあったのか? 『消えたママ友』が与えるリアルな“気づき”

ママ友たちの間に友情はあったのか? 『消えたママ友』が与えるリアルな“気づき”

 作者自身の経験や身の回りで起きたことを、漫画作品によって綴るコミックエッセイが書籍の中でも売上を伸ばし始めてから早数年。珍しい体験談やメンタルヘルス系、ペットの様子を描いたハートフルな作品まで、様々な作品が存在するが、中でも多くの人が経験する結婚生活や育児における困難を描いた作品は共感を得やすい。

 ウェブコミックマガジン「コミックエッセイ劇場」(KADOKAWA)では、デイリーランキングで1〜3位までを家事・育児系のコミックエッセイが独占(7月16日)。1位を獲得した野原広子によるコミックエッセイ『消えたママ友』は6月25日に発売された直後、SNS上でタイトルがトレンドワード入りを果たした。

 結婚・出産は本来幸せな出来事であるはずだが、パートナーとの家事や育児の分担、義両親との関係性、家庭と仕事の両立など、そこには数多くの壁が存在する。子どもが保育園に入れば、自然と同級生の親とも関わりを持つようになるが、どうやら世間ではこのママ友との関係性に悩みを抱えている母親が少なくないようだ。

 家事や育児に関する情報交換や息抜きなど、何か困った時には助け合うためにママ友をつくったものの、家庭の収入や子どもの能力による“ママ友カースト”に巻き込まれることも。そこにはボス的なママが存在し、少しでも逆らったり外れた行動を取れば、「無視された」「子どもが仲間はずれにされる」「学校での情報を伝達してもらえない」などのいじめに遭う可能性もあるという。

 これまでもコミックエッセイだけにとどまらず、2011年のドラマ『名前をなくした女神たち』(フジテレビ系)や、2015年の『マザー・ゲーム〜彼女たちの階級〜』(TBS系)などでは、過酷な“ママ友いじめ”の実態が描かれてきた。

 『消えたママ友』の作者・野原広子も2015年に発売された『ママ友がこわい』で同様のテーマを描いたが、今作は少し雰囲気が異なっている。

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