『鬼滅の刃』漫画売り上げランキングで一人勝ち ゆとりあるネーム作りが成功の秘訣か

『鬼滅の刃』漫画売り上げランキングで一人勝ち ゆとりあるネーム作りが成功の秘訣か

週間ベストセラー【コミックス】ランキング(1月21日トーハン調べ)
1位 『五等分の花嫁』(13)春場ねぎ 講談社
2位 『鬼滅の刃』(8)吾峠呼世晴 集英社
3位 『鬼滅の刃』(7)吾峠呼世晴 集英社
4位 『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦』(17)赤坂アカ 集英社
5位 『鬼滅の刃』(10)吾峠呼世晴 集英社
6位 『鬼滅の刃』(9)吾峠呼世晴 集英社
7位 『鬼滅の刃』(11)吾峠呼世晴 集英社
8位 『鬼滅の刃』(6)吾峠呼世晴 集英社
9位 『鬼滅の刃』(5)吾峠呼世晴 集英社
10位 『鬼滅の刃』(1)吾峠呼世晴 集英社

 1月21日トーハン調べの週間ベストセラーランキングで、「コミックス」のジャンルがなかなか痛快な結果を見せてくれた。かろうじて『五等分の花嫁』13巻が初登場で1位と一矢報いた感もあるが、基本的にはご覧のとおりの『鬼滅の刃』の一人勝ちである。

 そこでふと疑問に思ったのが、今年に入ってから他に売れそうな漫画の新刊は出ていないのか、ということだった。試しに調べてみたが、(あえて名前は出さないが)各社から有力だと思えるコミックスは実はそこそこ出てはいるのだ。つまり今回のランキングの結果が物語っているのは、そうしたそんじょそこらのヒット作の新刊よりも、『鬼滅の刃』の既刊のほうがはるかに売れているという衝撃の事実であり、この快進撃はまだまだしばらくのあいだは続くものだと思われる。

 じっさい今日(1月22日)、いくつかの都内の書店の漫画売り場を回ってみたのだが、たしかに『鬼滅の刃』の既刊はいずれも品薄になっている(1巻については私が見た限りどこも売り切れだった)。そのうちのある書店にたまたま友人の書店員がいたので話を聞いてみたのだが、「今は各書店で『鬼滅の刃』のコミックスを奪い合っている状態です。棚に並べておくだけですぐに売り切れてしまいますからね。しかもここ最近の売れ方は尋常じゃなくて、おそらくもっとも勢いがあった頃の『鋼の錬金術師』や『進撃の巨人』をさらに上回っているといっていいかもしれません」とのこと。

 ただ、そんななか『鬼滅の刃』と同じ「週刊少年ジャンプ」連載陣はさすがに手強い存在だといえ、昨年末に出た『ONE PIECE』や、1月4日発売の『約束のネバーランド』『ハイキュー!!』『SPY×FAMILY』『呪術廻戦』『ブラッククローバー』といった作品の最新刊は、前回(1月15日調べ)のランキングではきちんとランクインしている(注・『SPY×FAMILY』は「少年ジャンプ+」連載作)。とはいってもまあ、今回のランキングでは軒並み『鬼滅の刃』の2016年に出た1巻にも負けているわけであるが……。

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

映画部Pick Up!