『ONE PIECE』ゴッドバレー事件の真相が明らかに!? ロジャー、ロックスを魅了した“アイドル”の存在

※本稿は『ONE PIECE』最新話のネタバレを含みます。
『ONE PIECE』の世界にはさまざまな歴史の闇が存在するが、とくにゴッドバレー事件は多くの読者たちの関心を集めている。38年前、ゴール・D・ロジャーやロックス・D・ジーベックなど伝説の立役者たちが揃ったというその土地で、一体何が起きたのか……。
8月18日発売の『週刊少年ジャンプ』38号(集英社)に掲載された第1157話「伝説のBAR」では、そんな大事件の真相に迫るような情報が明かされていた。
現在『ONE PIECE』で展開されているのは、エルバフの“呪いの王子”ロキとロックス海賊団をめぐる過去編。“シャッキー”ことシャクヤクが九蛇海賊団船長を辞め、ロックス海賊団が根城としていた海賊島・ハチノスにやってくるところが描かれている。
当時九蛇海賊団は海賊たちのあいだでアイドル的な崇拝を集めていたが、とりわけシャクヤクの人気は熱烈で、ロックスやロジャーですら骨抜きにされていたほど。そんな彼女がある日突然海賊団を抜け、ハチノスでバーを開いたことで、歴史が大きく動き出すのだった。
しかもナレーションではシャクヤクがこの島の海賊たちにとっての「宝」になっていくことが綴られている上、それが“奪われる”という未来も仄めかされていた。
ロックス海賊団にとっての「宝」がシャクヤクだったという事実は、ゴッドバレー事件の真相と大きく関わってくるだろう。そのことを示す証拠が、単行本108巻に収録された第1096話に存在している。
そもそもゴッドバレー事件の背景には、天竜人が定期的に開催していた「人間狩り」が関わっている。これは世界貴族の“狩人”たちが先住民や奴隷や罪人を抹殺する様をエンターテインメントのように楽しむというイベントで、38年前には西の海(ウエストブルー)の島・ゴッドバレーが舞台として選ばれることに。しかしそこにロックス海賊団やロジャー海賊団が乱入し、大混乱が生じることになった。
そこで注目すべきは、ガープが海軍本部からの応援要請を受けた際、「アレは海賊島の宝だ」「そりゃ取り返しに来るだろうな」と語っていたことだ。ロックス海賊団は何らかの“宝”を取り返すために、ゴッドバレーを襲撃したらしい。
最新話の内容を踏まえて推測するなら、ロックス海賊団の面々は何らかの理由で連れ去られたシャクヤクを求めてゴッドバレーを襲撃した……という風に捉えられるだろう。




















