【ONE PIECE考察】エルバフ上陸で注目すべきポイントは? 最新111巻のエピソードが重要なワケ

【ONE PIECE考察】「◯◯の冒険」は最後?

 最新巻は、肝心のストーリーも重要シーンのオンパレードだ。

「内容も、第111巻は非常に重要です。エッグヘッドからの脱出を試みるシーンから始まり、ベガパンクの配信の結末、脱出、エルバフへの上陸までを描いています。エピソードを繋ぐ1巻で、重要シーンが盛り沢山。

『ONE PIECE』は新しい島に上陸すると独自の文化や技術などが登場するのですが、エルバフも新しい漫画が始まったのかと思うくらいワクワクさせてくれました。また『ジャンプ』で追っていた私たちは、ルフィたちが最初に降り立った地が『エルバフじゃないのでは?』とドキドキしました。

 第1127話のタイトルは『謎の国の冒険』なんですけど、表紙のサブタイトルにはすでに『エルバフの冒険』と記載されています。なので単行本派の方は、おそらく謎の国こと箱庭がエルバフだと考えますよね。そこで実際のエルバフのスケールにさらに驚かされそうで、一層面白く読めると思います」

 第111巻には、ファンであれば誰もが待ち望んだ瞬間も描かれている。

「最新111巻は、224ページがまとめられています。前の第110巻が208ページだったことを考えると、少し多めのページ数になっているんです。実際に話数も第110巻が11話構成、第111巻が12話構成と、1話多くなっています。おそらくこれは、第1133話『褒めてほしい』でラストを締めくくりたかったからだと思うんです。『褒めてほしい』は、“あの人物”たちが再会する感動の1話。これを最後に入れたことで、第111巻はめちゃくちゃ満足度の高い単行本になると思います」

 新章に突入し、ついにエルバフに上陸する姿も描かれた『ONE PIECE』最新111巻。表紙、サブタイトル、内容、どれをとっても、歴史的な1巻になるのは間違いないだろう。

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