『ONE PIECE』シャンクス出生の謎がついに明らかに? 怒涛の伏線回収で最終章は“ファン感謝祭”の様相
※本稿は『ONE PIECE』の単行本未収録のエピソードに触れています。連載を未読の方はご注意ください。
物語が最終章に突入し、盛り上がりを見せている国民的コミック『ONE PIECE』。月曜日はSNSで「#今週のワンピ」のハッシュタグがトレンドになるが、「週刊少年ジャンプ」2025年9号が発売された1月27日には「#シャンクス」がともに急浮上し、大きな話題になっている。
シャンクスといえば主人公・ルフィの恩人であり、作中で最重要人物のひとりに挙げられる。ヒーロー的存在でありながら言動に不可解な点も多く、「ラスボス説」「天竜人説」「双子説」など、さまざまな考察を生んできた。
そんななか、第1137話の終盤にてシャンクスの出生や複雑な立場を解き明かす大きなヒントになりそうなキャラクターが登場。最新話のため詳細なネタバレは控えるが、少なくとも、大海賊であるシャンクスと見られる男が、世界政府の最高権力者「五老星」になぜ謁見していたのか……という、巨大な謎にはいったん結論が出そうだ。
ちなみに、この「謁見」のシーンが描かれたのは、2018年6月11日発売の「ジャンプ」に掲載された907話「虚の玉座」でのこと。それから230話、およそ6年半もの月日にわたって読者の議論を呼んできた伏線が回収されるとあって、SNSはこの話題でもちきりだ。
新登場したキャラクターの名前や、過去のシャンクスの言動から新たな考察がすでに始まっている。ネタバレの可能性も含む「考察」の内容を避ける読者も少なくないため、こちらも具体的なポストは取り上げないが、熱い展開を受けて「久しぶりに #今週のワンピ を見にきた」というユーザーも見られた。
最終章を迎えた『ONE PIECE』では毎週のように、謎に包まれていた大物や、活躍が期待されていた人気キャラの新エピソードが描かれており、まるで長年追いかけてきたファンへの感謝祭のように、心が躍る展開が続いている。今回もシャンクスだけでなく、新巨兵海賊団船長&麦わら大船団6番船船長の「ハイルディン」が深掘りされた。“全巨人族の王”になることを目標に掲げる彼にはいったいどんな過去があったのか、その背景が語られており、ここにきて「好きなキャラクターがまた増えた」という読者も少なくないだろう。
連載が長期化するなかで、かつては毎週の楽しみにしていたが今は離れてしまった、という“元読者”も、シャンクスというキャラクターには思い入れがあるはずだ。初期からルフィたちの憧れの地として語られていた巨人の島・エルバフを舞台に、作中最大級の謎が明らかになりそうないま、あらためて連載に復帰するには絶好のタイミングかもしれない。