デーヴィッド・マークス × 栗野宏文『STATUS AND CULTURE』トークショー開催決定 ネット時代のステイタスと文化を考える

デーヴィッド・マークス × 栗野宏文 対談
デーヴィッド・マークス『STATUS AND CULTURE ――文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』(筑摩書房)

 新聞、雑誌で大絶賛された傑作ノンフィクション『AMETORA――日本がアメリカンスタイルを救った物語』の著者であるデーヴィッド・マークスによる新刊『STATUS AND CULTURE ――文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』(筑摩書房/8月1日刊)の刊行を記念して、著者とユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文とのオンライントークショーが9月16日(月・祝)19時より開催されることが決定した。

 人はなぜ集団で特定の習慣を好み、やがて別の流行に移行するのだろうか。なぜあるものが 「クール」になるのか? スタイルの革新はいかにして生まれるのか? 『STATUS AND CULTURE』は、われわれの文化に起こる絶え間ない変化のメカニズムを、〈ステイタス〉――社会のなかでの各個人の重要度を示す非公式な指標――を希求するプロセスとして説明する一冊だ。本書で解き明かしていくステイタスと文化の原則は、捉えがたいものとされてきたセンスや真正性、アイデンティティ、階級、サブカルチャー、アート、ファッション、流行、スタイル、リバイバルといった概念や現象を明確にし、われわれを取り巻く世界を分析する際に極めて役に立つだろう。

 ユナイテッドアローズ上級顧問の栗野宏文は、本書に「ひとは自分の〈立ち位置〉を気に掛ける。本書は私たちの文化的生態系を解明し、その「呪縛」から解放してくれる。」との推薦文を寄せている。

 今回のオンライントークショーでは、著者のデーヴィッド・マークスと栗野宏文が『STATUS AND CULTURE』を軸に、改めてステイタスと文化の原則について解説するとともに、インターネットの登場がそれらの構造になにをもたらしたのかを考える。アクチュアルな文化論の講演として、貴重な内容となるはずだ。

 オンライントークショーは、blueprint book storeにて『STATUS AND CULTURE』を購入された方を対象に、9月16日(月・祝)19時よりZoomウェビナーにてリアルタイム配信する。9月30日(月)までアーカイブ視聴も可能だ。

■イベント情報
『STATUS AND CULTURE』刊行記念トークショー
出演者:デーヴィッド・マークス、栗野宏文
日 時:9月16日(月・祝)19時〜
配信サービス:Zoomウェビナーにて配信
配信期間:9月16日(月・祝)19時〜2024年9月30日(月)23時59分(アーカイブ視聴可)
参加対象者:blueprint book storeにて書籍『STATUS AND CULTURE』を購入した方→https://blueprintbookstore.com/items/66c700ccbfa28703047ff853

■商品情報
『STATUS AND CULTURE ――文化をかたちづくる〈ステイタス〉の力学 感性・慣習・流行はいかに生まれるか?』
著者:デーヴィッド・マークス
発売日:2024年8月1日
価格:3,630円(税込価格)
出版社:筑摩書房

【目次】
日本の読者に向けた序文
はじめに 文化とステイタスのタブーにまつわる大いなる謎

第1部 ステイタスと個人
第1章 ステイタスの基本原則
第2章 慣習とステイタス価値
第3章 シグナリングとステイタスシンボル
第4章 センス、真正性、そしてアイデンティティ

第2部 ステイタスと創造性
第5章 階級と感性
第6章 サブカルチャーとカウンターカルチャー
第7章 芸術

第3部 ステイタスと文化の変化
第8章 流行のサイクル
第9章 歴史と連続性

第4部 二十一世紀のステイタスと文化
第10章 インターネットの時代

まとめ ステイタスの平等化と文化の創造性

原注
書誌情報
索引

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「イベント」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる