【重版情報】恩田陸の最新刊『spring』が発売10日で三刷重版決定! 『蜜蜂と遠雷』に並ぶ代表作に

恩田陸の最新刊『spring』発売10日で三刷

 恩田陸の最新長編小説『spring』(筑摩書房)が、2024年3月22日の発売直後から売れ行き好調につき、発売3日後の3月25日に早くも重版が決定。さらにこの度、メディアでも続々と取り上げられていることから売上が想定を超えて加速し、発売10日後の4月1日には3刷重版が決定、累計発行部数は7万3000部に到達した。

参考:恩田陸「才能にはいろいろな発露の仕方がある」 渾身のバレエ小説『spring』が描く、新たな天才の姿

■ 書店員がこぞって絶賛する本作、その理由
 2005年に『夜のピクニック』、2017年に『蜜蜂と遠雷』で2度の本屋大賞を受賞した恩田陸。書店関係者・本好きに絶大な人気を誇る作家だが、多作な著書の中でもとりわけ人気の高い作品が、ピアノコンクールを舞台に若き才能たちが音楽へ挑む姿を描いた『蜜蜂と遠雷』だ。『蜜蜂と遠雷』で音楽を、そして最新作『spring』ではバレエをテーマに据えていることから、同じ表現者を主題にした作品として、本作の刊行前から発売を待ち望む声が多く上がっていた。

 本作でバレエを描こうと決めた理由について、恩田陸は「音楽をテーマにした作品を書き終えたあと、より言語化が難しいテーマに取り組もうと思った」とインタビューで語っている。

 そして発売直後からすぐに、テーマとしても、内容としても『蜜蜂と遠雷』から進化を遂げた作品として、早くも「本のプロ」である書店員からのお墨付きの声が多く寄せられている。

 「「すごい作品を読んだ」と暫く放心。舞踊の神を追い求め続ける春の行く末を、これからもずっと 見届けたいと願った。五感に響く、美しく壮大な物語。バレエという芸術の世界へといざなってく れる、未だかつてない至福の読書体験。私にとってかけがえのない一冊となりました。」 ――紀伊國屋書店久留米店 池尻真由美さん

■ 読者から本書の魅力発信も
 発売前にいち早くプルーフを読んだ書店員から「キラーフレーズがたくさん!」の声が続々寄せられたことを受け、読んだ人が好きなセリフや「推し文」をシェアできる「語るしおり」を封 入したところ、発売直後から、「語るしおり」を見つけた読者がハッシュタグ #springわたしの推し文 をつけて早速投稿し始めている。書店員と読者の後押しを受け、本書への反響はますます広がっていきそうだ。

■ 書誌情報

『spring』恩田陸
発売日:2024年3月22日
価格:1980 円(10%税込)
判型:四六判上製
ページ数:448ページ
ISBN:978-4-480-80516-4
装丁:鈴木成一デザイン室
初出:「ちくま」(2020.3 月号~2023.6 月号)、加筆・修正

「俺は世界を戦慄せしめているか?」
自らの名に無数の季節を抱く無二の舞踊家にして振付家の萬春(よろず・はる)。
少年は八歳でバレエに出会い、十五歳で海を渡った。
同時代に巡り合う、踊る者 作る者 見る者 奏でる者――
それぞれの情熱がぶつかりあい、交錯する中で彼の肖像が浮かび上がっていく。
彼は求める。舞台の神を。憎しみと錯覚するほどに。 一人の天才をめぐる傑作長編小説。

史上初の直木賞と本屋大賞をW受賞した『蜜蜂と遠雷』や演劇主題の『チョコレートコスモス』など、表現者を描いた作品で多くの読者の心を掴みつづける恩田陸の新たな代表作、誕生。

▼全国書店員さんの感想やプロモーションビデオも掲載!
https://www.chikumashobo.co.jp/special/spring/

■著者プロフィール

著者 恩田 陸(おんだ・りく)
1964年、宮城県出身。小説家。92年『六番目の小夜子』でデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞および第2回本屋大賞、06年『ユージニア』で第59回日本推理作家協会賞、07年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞、17年『蜜蜂と遠雷』で第 156回直木三十五賞、第14回本屋大賞を受賞。ほかの著書に『愚かな薔薇』『灰の劇場』『薔薇のなかの蛇』『なんとかしなくちゃ。青雲編』『鈍 色幻視行』『夜果つるところ』、エッセイ集『土曜日は灰色の馬』『日曜日は青い蜥蜴』『月曜日は水玉の犬』など多数。

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