【重版情報】『加速する社会 近代における時間構造の変容』がロングセラーに

ドイツの社会学者、ハルトムート・ローザの著書『加速する社会 近代における時間構造の変容』(福村出版)がロングセラーとなり、4刷となった。
著者のハルトムート・ローザは、1997年フンボルト大学で博士号、2004年イェーナ大学で教授資格を取得。2005年から同大学教授として一般社会学・理論社会学を担当する傍ら、エアフルト大学マックス・ヴェーバー・コレーク所長、ニュー・スクール・フォー・ソーシャルリサーチ客員教授を兼務する。近代の社会病理を加速に求める独自の社会理論(加速理論)を展開する一方、フランクフルト学派第三世代アクセル・ホネットの強い影響下に批判理論の伝統を継承し、世界関係の社会学と呼ばれる共鳴理論を展開している。2006年チューリンゲン賞(基礎研究部門)、2016年トラクタトス賞、2018年エーリッヒ・フロム賞などを受賞している。
技術革新はなぜ時間欠乏を解消しないのか。本書は、近代社会のパラドクスに潜む加速の論理を解明した理論書だ。
著書情報
加速する社会 近代における時間構造の変容
著者:ハルトムート・ローザ
監修, 翻訳:出口 剛司
出版社:福村出版