乃木坂46 五百城茉央、1st写真集が注目されるワケ 全方向から「推したい」と思われる愛され力
乃木坂46・五百城茉央の1st写真集が発売された。五百城は2022年に5期生として乃木坂46に加入。翌2023年に発売された32ndシングル『人は夢を二度見る』で初の選抜メンバーに選ばれると、続く33ndシングル『おひとりさま天国』ではフォーメーション(並び順)の前列・中列を占める通称・福神メンバーとなるなど、スターダムを駆け上っている。乃木坂5期生初となる写真集の発売を果たした、最注目のアイドル・五百城茉央の魅力はどんなところにあるのだろうか。ライターの真貝聡氏に話を聞いた。
【画像】五百城茉央の1st写真集から柔らかさと大人っぽさの多角的な魅力溢れるカット
いるだけで絵になる生まれ持った”華”と、「満足するのが怖い」飽くなき向上心
「五百城さんが乃木坂に入る前の学生時代に、同級生の女の子がカメラを構えるポーズをして彼女がそれに応える。というようなことをしていたらしいのですが、その時に同級生が彼女に対して写真集ができそうって言っていたそうです。それくらい、アイドルになる前からいるだけで絵になる魅力というのは持っていたんだろうなと思います。
同じ乃木坂46の遠藤さくらさんも『EX大衆』2024年12月号の対談企画で、『ライブ映像を観返していると、それこそ華があって。「え? かわいい!」と思ったら茉央ちゃんということが多いんです。』という風に仰っているんです。集団の中にいても目を引くほどの華がある。それは生まれ持った素質・才能なんじゃないかと思います」(真貝氏)
また、五百城の人気は生まれ持ったものだけでなく、本人の向上心が高いが故の結果と言えるそうだ。
「写真集に向けて体型作りもそうですけど、ポージングの勉強もしていたそうです。五百城さんは、多分向上心が高いのと、研究熱心なんです。今回は素の表情をしたカットもあると思うんですけど、いろんな人のポージングを見て、研究して、それを体現されたところも多いと思います。
キャリア初期の頃には、歌やダンスなど寝る間を惜しんでずっと自主練したりとかをしていたそうですから。インタビューなどでも『褒められてもすべて受け入れて、「このままでいいんだ」と満足することが怖いんです』とよく言っていて、かなりストイックな人でもあるんだと思います。それこそ遠藤さんも五百城さんの一生懸命さに目がいく、と言っていて。それくらい、良くするための研究や勉強を日々欠かさずにやっているのでしょう」
書道、水泳、絵画、茶道……多様な経験で培ってきたもの
五百城の特技は歴10年を数えるという書道と、二段の腕前を持つ剣道。「運動、文化、芸術、どれも体験してるというのが、 彼女の歌とダンスの表現力に活かされている」そうだ。特に中学生の頃の剣道部活動で身についた礼儀作法や忍耐力は、表面的ではない五百城の魅力に繋がっていると真貝氏は指摘する。
「中学生時代に入っていた剣道部が相当スパルタだったらしくて、一緒に入部した友達が1年生の夏に辞めちゃったくらいだったそうです。それでも五百城さんは根気強くちゃんと3年間続けて、その時に礼儀作法と忍耐力が身についたと話しています。
表面的にはふんわりした柔らかい感じにも見えるけど、芯の部分には見えているものよりももっと、強さだったり大人っぽい表現に繋がるものを持ってるのかなと思います」(真貝氏)
また、五百城にはファン・メンバー・運営スタッフ。全方向から「推したい」と思われる愛され力、人間力の高さが窺えるエピソードがあると言う。
「剣道で学んだ礼儀作法にも繋がっていると思うんですけど、五百城さんと冨里奈央さん(同乃木坂46)が二人で一緒に街を歩いてるところを、『笑ってコラえて!』(日本テレビ)のディレクターが本人だと知らずに街頭インタビューで声をかけたんですよ。一度断って通り過ぎたそうなのですが、後ほど五百城さんがそのスタッフさんのところに戻ってきて、『実は私、前に番組でご一緒させていただいたので、インタビューは断ったんですけど、ちょっとご挨拶だけしに来ました』と。なかなかできることじゃないですよね」
ファンでなくとも一気に推したくなるようなエピソードである。他にも乃木坂46の久保史緒里がレギュラーパソナリティーを務めているラジオ番組『乃木坂46のオールナイトニッポン』に五百城が出演した1月15日放送回でも印象的な話が語られたそうだ。
「五百城さんが宮城に旅行で訪れた際に、久保さん(仙台出身)に『おすすめの場所はありますか』と連絡したことがあるそうです。そしたら久保さんはそれがすごく嬉しかったらしくて、自分でも調べたし、地元の友達にもいいところないかって聞いて、五百城さんに教えてあげたそうです。
そういった、要望に応えたい。この人のためにこっちも動きたいって思わせるっていうのは、五百城さんの人間力の高さからきているのでしょう。今回も『写真集を出して、よりこの子を広めたい』というスタッフの思いもあったのではないかと思います」(真貝氏)