『ろくでなしBLUES』森田まさのり氏、鳥山明さんのアイコンに天使の輪を添えて「泣きそう」 リスペクト語り続ける
『ろくでなしBLUES』や『ROOKIES』『べしゃり暮らし』などのヒット作で知られる漫画家の森田まさのり氏が、鳥山明さんへの思いをXで綴り、哀しみとリスペクトに溢れた内容で漫画ファンに感動を与えている。
訃報が伝えられた3月8日には、仕事が忙しく後回しになっていた『ドラゴンボール』のイラストの仕事があったことを明かた森田氏。「鳥山先生に褒めてもらいたかった…」とポストし、続けて自身が高校2年生の時にもらったという、鳥山さんのサイン色紙を公開した。
6年前仕事場を新築した時初めて額装するまで、ずっと裸で飾ってたので、すっかり陽に焼けてしまった色紙。
高2の時、手塚賞の佳作をもらった時にパーティーでいただきました。
添えていただいた言葉は何よりの励みになりました。
ありがとうございました!
連載作家になれましたよ! pic.twitter.com/LdbQh8sRg1— 森田まさのり (@HITMANmorita) March 8, 2024
さらに3月10日には、『ろくでなしBLUES』の主人公・前田太尊が、漫画界でもっとも有名な必殺技と言える「かめはめ波」のポーズをとっている原画(第343話の扉絵)を公開。「鳥山先生ーっ!」という魂の叫びが添えられている。
この鉛筆の書き文字は、どうみても僕が書いてますが、これはアオリの指定だったのか、ただのいたずら書きだったのか、当時の雑誌がないからわかりません。
鳥山先生ーっ! pic.twitter.com/NYiNnnXWor— 森田まさのり (@HITMANmorita) March 10, 2024
そして3月15日には、「輪っかを描いている時泣きそうになりました…」と、鳥山明さんの自画像アイコンとしてお馴染みのロボットに、天使の輪っかをつけたイラストを公開。添えられた言葉は、「ありがとうございました」という感謝の一言だった。
輪っかを描いてる時泣きそうになりました… pic.twitter.com/RAFhOpQ0FO
— 森田まさのり (@HITMANmorita) March 14, 2024
世界中のファンの悲しみも簡単に言えることはないが、鳥山さんに憧れ、同じ業界で切磋琢磨してきた漫画家の喪失感はその比ではないはずだ。そんななかで、鳥山さんとの思い出とリスペクトを語り続けてくれる漫画家の言葉は、ファンにとっても大きな意味がある。鳥山明という稀代の漫画家の凄さを改めて感じるとともに、その作品の魅力を語り継ぎたくなるSNSへの投稿を追いかけたい。