【2024.02.20 週間コミックランキング】『魔入りました!入間くん』2週連続1位! 完結迎えた『ノラガミ』最終巻も7位に

2024年2月20日付【週間漫画ランキング】

 受験や入社準備、本年度の決算や引越し準備など忙しない季節ではあるが、癒しを求めてついマンガを手に取ってしまう方も多いだろう。続きが気になって仕方ない作品の新刊が発売されるとなれば尚更だ。

 そんななか、2月20日に日販調べコミック週間ランキングが発表された。今週の1位に輝いた作品は先週に続き、西修による『魔入りました!入間くん』36巻(秋田書店)。1月には1,500万部を突破し、スピンオフ作品も複数ランキングに食い込む人気ぶりを見せている。

1. 魔入りました!入間くん(36)/西修/秋田書店
2.運命の人に出会う話(5)/あなしん/講談社
3.呪術廻戦(25)/芥見下々/集英社
4.転生賢者の異世界ライフ~第二の職業を得て、世界最強になりました~(23)/進行諸島・彭傑ほか/クウェア・エニックス
5.よふかしのうた(19)/コトヤマ/小学館
6.ダンジョン飯 ワールドガイド 冒険者バイブル 完全版/九井諒子/KADOKAWA
7.ノラガミ(27)/あだちとか/講談社
8.はじめの一歩(140)/森川ジョージ/講談社
9.MFゴースト(19)/しげの秀一/講談社
10.最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。@COMIC(6)/蕗野冬・ほのぼのる500ほか/TOブックス

 バルバトスの大統領と入間が意気投合し、バチコが13冠の座に着く決意をしたところで終わった前巻から、新13冠が出揃い着席の儀を終える。またしても騒動の中心にいた入間は、学生や高貴な悪魔からさらに注目されることに。新13冠のメフィストの力も顕になる本巻に目が離せない。

 バレンタインも終わり恋が生活の中心となってきた方にぴったりな作品、あなしんによる『運命の人に出会う話』5巻(講談社)が2位にランクイン。恋人がほしい優貴は新たな出会いを探すため友人に誘われてクラブへ。そこで出会った金髪の男性・伊織とドラマチックなラブストーリーが始まる――。

 新刊では、付き合うことを認めてもらい幸せいっぱいだったはずの優貴だったが、愛莉の後輩・御影から驚きの真実を告げられ不安な気持ちが大きくなる.。『春待つ僕ら』を描いたあなしん氏の最新作は、イラストもストーリーも高水準で多くの読者が続きを楽しみにしている。

 3位には先週7位まで順位を下げていた芥見下々の『呪術廻戦』25巻(集英社)が再浮上した。掲載誌の『週刊少年ジャンプ』が発売される月曜日には、ほとんどの確率でSNSにてトレンド入りする熱狂ぶり。1話公開される度にその後の展開や能力が考察される、今最も熱いマンガと言っても過言では無い。本作は今週で7週連続のランクインとなった。果たして2024年にこの記録を超える作品は現れるのか、またどこまで記録を伸ばせるのか興味が尽きない。

 5位にはコトヤマによる『よふかしのうた』19巻(小学館)がランクイン。1月24日に発売された『週刊少年サンデー』にて記念すべき200話での最終回を迎え堂々の完結。次巻にて最終巻となるため、本巻はその直前となる。クリスマスや年越し、いつものデートをしながら冬休みを過ごし、夏にやりたいことを語るコウとナズナだが、ナズナの様子は少しずつ変化していく。果たしてどんな結末を迎えるのか、最終巻は3月中旬発売予定だ。

 物語の完結は寂しさを感じるが、同時に希望を与えてくれるものでもある。約13年にわたり連載されてきた、あだちとかによる『ノラガミ』27巻(講談社)7位にランクイン。2015年にはアニメ化もされ、累計800万部超の本作は海外にも多くのファンがいるほど愛された作品だ。涙を流した読者多数の最終話をぜひ単行本で読んでみてほしい。

 8位は森川ジョージによる『はじめの一歩』140巻(講談社)がランクイン。今年で連載35周年を迎える本作は、画力が衰えるどころかむしろキレを増していくように躍動感と迫力が伝わってくる。間柴は世界線に向けスパーリング相手を探していたところ、一歩がサウスポーに矯正し練習相手を名乗り出る。現役を退いてなおキレッキレの一歩と、間柴の心情の変化に注目だ。

※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/

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