【週間コミックランキング】『転スラ』関連作品の大旋風! 荒川弘作品も浮上するなか『呪術廻戦』が1位をキープ
ライトノベル作品から、漫画やアニメに発展し大成した作品は数知れず。昨年アニメ化して大きな話題を呼んだ『薬屋のひとりごと』や『シャングリラ・フロンティア』など、一つの原作から多方面に活躍の幅を広げ漫画業界でも大きな注目を集めている。
そんな中更新された、日販調べコミック週間ベストセラー(1月16日付)では『転生したらスライムだった件』25巻(講談社)が2位にランクイン。先週から1位を獲得している『呪術廻戦』25巻を上回ることはできなかったものの、6位には『転スラ日記 転生したらスライムだった件』7巻『転生したらスライムだった件 異聞 ~魔国暮らしのトリニティ~』9巻が8位、さらに本作25巻の特装版が9位にランクインするなど、今週のランキングを大いに賑わした。
■日販調べコミック週間ベストセラー(1月16日付)
1. 呪術廻戦(25) 芥見下々 480円 集英社
2.転生したらスライムだった件(25) 川上泰樹/伏瀬ほか 690円 講談社
3.アルスラーン戦記(20)荒川弘/田中芳樹 500円 講談社
4.黄泉のツガイ(6) 荒川弘 500円 スクウェア・エニックス
5.薫る花は凛と咲く(11) 三香見サカ 500円 講談社
6.転スラ日記 転生したらスライムだった件(7) 伏瀬/柴ほか 690円 講談社
7.青の祓魔師(30)加藤和恵 520円 集英社
8.転生したらスライムだった件 異聞 ~魔国暮らしのトリニティ~(9) 伏瀬/戸野タエほか 690円 講談社
9.転生したらスライムだった件(25)特装版 川上泰樹/伏瀬ほか 2000円 講談社
10.WIND BREAKER(15) にいさとる 500円 講談社
4月からはアニメ3期が2クール連続放送されることが決定しており、スピンオフ作品も含めて転スラ人気の高さが伺える結果となった。特装版には「ヴェルドラのスライム観察日記」を含めた小冊子付きで、リムルとヴェルドラとの絶妙な掛け合いが気になってしかたない。
ランキングに複数ランクインしたのは転スラだけではない。荒川弘(原作:田中芳樹)による『アルスラーン戦記』20巻(講談社)が3位にランクイン。さらに4位には『黄泉のツガイ』6巻(スクエア・エニックス)がランクインしており、今年はデビュー25周年という記念すべき節目での2作ランクインは好調なスタートと言える。
『黄泉のツガイ』は小冊子の特典が付いた特装版も同時発売。荒川弘氏が本作誕生の道のりを語ったインタビューやおまけマンガが掲載されているので、ファンにとっては素通りし難い仕上がりとなっている。週末に心を癒すお供として書店で手に取る人が増えそうだ。
5位には、今年初の恋愛マンガがランキングに登場。三香見サカによる『薫る花は凛と咲く』11巻(講談社)がランクインした。2021年からマガジンポケットで連載され、お気に入り数は136万とユーザーからは絶大な人気を誇っている。高校生同士の恋愛ならではの問題やキュンキュンしてしまう展開に、言葉が出ないほど悶える読者が続出。
中学時代の凛太郎やメガネ薫子が描かれた話には「わかってたけど、中学の時からいいやつで好き」「メガネ薫子可愛すぎるだろ!!!」と興奮が収まらない様子だ。さらに、本作は毎巻、書店購入特典としてイラストカードを数量限定プレゼントも実施されている。
10位には、にいさとるの『WIND BREAKER』15巻(講談社)がランクイン。現在勢いを強めている新世代ヤンキー漫画が、4月からのアニメ放送が決定し注目を集めている。発行部数は昨年9月の時点で260万部を突破しており、アニメ化によってどれほどの飛躍を見せるのか期待が高まるところだ。
※参考:日販「週間ベストセラー」https://www.nippan.co.jp/ranking/weekly/