4年ぶりの新刊『よつばと!』話題沸騰! 世界を魅了する可愛らしさ炸裂【2025.3.4 週間漫画ランキング】

4年ぶりの新刊『よつばと!』話題沸騰!

3月4日付け週刊漫画ランキング

1.よつばと!(16)/あずまきよひこ/KADOKAWA
2.異世界迷宮でハーレムを(11)/氷樹一世・蘇我捨恥ほか/KADOKAWA
3.陰の実力者になりたくて!(15)/坂野杏梨・逢沢大介ほか/KADOKAWA
4.ゴブリンスレイヤー(16)/蝸牛くも・黒瀬浩介ほか/スクウェア・エニックス
5.春の嵐とモンスター(7)/ミユキ蜜蜂/白泉社
6.BLUE GIANT MOMENTUM(4)/石塚真一・NUMBER8/小学館
7.コーヒー&バニラ(25)/朱神宝/小学館
8.機動戦士ガンダム サンダーボルト(25)/太田垣康男・矢立肇ほか/小学館
9.雑用付与術師が自分の最強に気付くまで(8)/アラカワシン・戸倉儚ほか/双葉社
10.ワールドトリガー(28)/葦原大介/集英社

 3月4日付けの日販調べ週間漫画ランキングからは、大人気作品の4年ぶりの新刊ともあって、発売前から盛り上がりを見せている、あずまきよひこによる『よつばと!』(KADOKAWA)をピックアップ。

 本作は、ちょっと変わった女の子・よつばが、日常の中で見つけた初めてを全力で楽しんでいる様子を描いた、ハートフルコメディーだ。1巻帯に付けられたキャッチコピー「いつでも今日が、いちばん楽しい日。」が作品の世界観を表していると言っていいだろう。

 5歳のよつばは大人が興味をなくしたものにも興味津々。奇抜で不可思議ではあるが、細かい仕草からはリアルな日常を感じさせる。柔らかな空気の中描かれる心温まるストーリーには、新しい視点から物事をみる大切さも感じられることだろう。

 2003年から連載が始まり、休載が目立つことはあったものの2006年に第10回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞、2016年には第20回手塚治虫文化賞マンガ大賞やAmazonランキング大賞2016上半期のコミック部門第1位を受賞するなど、日本を代表する漫画作品の一つと言える。

 それは数字にも表れており、本作の累計発行部数は国内だけで1,500万部を突破。10以上の言語に翻訳されており、海外でも350万部発行されるなど、よつばの可愛らしさは世界共通と言っても過言ではない。海外勢の中には、本作を日本語の教材として活用している人もいるようで、難しい日本語を使わないという世界観を崩さない、作者の言葉選びの上手さにも驚きだ。

 Xには4年ぶりの喜びを噛みめるように、多くの読者が最新16巻の画像と感想を投稿。「16巻も書き込み凄かった……あと、あのキャラがアレで最高。」や「ずーっとニヤニヤしながら読んでた。」など、本巻発売による幸せの連鎖が止まらない。

 通常の本編と合わせて、46Pの特別編も掲載されるなど、その読み応えは抜群だ。本作を最大限楽しめるよう、ぜひ1巻から手にとってもらいたい。

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