水木しげるの命日に向けて「ゲゲゲ忌2023」開催 時代を超えて愛される『ゲゲゲの鬼太郎』に注目
2015年に亡くなった漫画家で、『ゲゲゲの鬼太郎』や『悪魔くん』などの作品で知られる水木しげるの命日にあたる11月30日を中心に、水木しげると縁の深い調布市で開催されるイベント「ゲゲゲ忌」が、今年も「ゲゲゲ忌2023」として開催される。11月17日から11月30日の日程で、水木しげる作品のアニメの上映会や、『ゲゲゲの鬼太郎』にちなんだスタンプラリーを開催する。
調布市は、水木しげるが50年以上暮らしたゆかりの街。没後の2016年から、その功績を称え、調布市の主催で水木プロダクションや東映アニメーションなどの協力を得て、「ゲゲゲ忌」が開催されてて来た。
今年は、11月17日から現在放送中のTVシリーズ第6期を元にした新作映画『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』が公開されることもあって、これまでの映画作品の中から、同作と同じ古賀豪監督による『劇場版 ゲゲゲの鬼太郎 日本爆裂!!』を11月25日に上映。こちらはTVシリーズ『ゲゲゲの鬼太郎』第5期からの劇場作品となり、出演している高山みなみ(鬼太郎役)、高木渉(ねずみ男役)、今野宏美(ネコ娘役)がイベントに登壇する。
新作映画と関係する第6期シリーズから、監督の古賀豪が絵出、吉野弘幸が脚本を手掛けたエピソードから3本を厳選して上映するイベントを11月26日に開催。こちらでは、第6期に出演している沢城みゆき(鬼太郎役)、古川登志夫(ねずみ男役)、庄司宇芽香(ねこ娘役)、藤井ゆきよ(犬山まな役)といった豪華キャストが登壇して、今の『ゲゲゲの鬼太郎』ファンに応える。
さらに、今年がテレビ放送から15周年を迎える『墓場鬼太郎』(メイン画像)にフォーカスした上映会も11月23日に実施する予定。シリーズでは異色の雰囲気を持った作品となっており、シリーズディレクターの地岡公俊や色彩設計の辻田邦夫、そしてアニメ史研究家のデータ原口が登場して、放送当時の貴重な話を含んだトークを繰り広げる予定だ。
これらの上映会はいずれもイオンシネマ シアタス調布で開催。チケットは9月23日からファンアプリ有料部員抽選先行販売を行い、10月5日から一般抽選先行受付を開始する。
「ゲゲゲ忌2023」ではまた、11月9日からNetflixで全世界独占配信される新作アニメ『悪魔くん』の第1話と第2話の無料試写会も開催する。佐藤順一総監督と追崎史敏シリーズディレクターが登壇してトークを繰り広げる「特別試写会」と、当日自由に参加できる「自由再会」を開催する。特別試写会では、『悪魔くん』で主役の悪魔くん/埋れ木一郎を演じるの梶裕貴、メフィスト3世、メフィスト2世役の古川登志夫から、ファンに向けたメッセージ映像も上映される予定だ。
こちらのイベントは無料招待制で、「鬼太郎&悪魔くん応援部」有料部員先行を9月23日10時から行い、10月5日から専用フォーム(https://form.run/@gegegeki2023)で受付を行う。
『ゲゲゲの鬼太郎』のTVアニメは1968年の第1期となるシリーズが放送され、以後現在まで6期にわたってシリーズが作られ放送されてきた。『悪魔くん』の方は1966年から67年にかけてTVドラマが放送され、1989年にはTVアニメのシリーズも放送。ここで監督を務めた佐藤順一が、Netflix版では総監督を務めて、新しい世代に『悪魔くん』の面白さを伝える。
■関連情報
「ゲゲゲ忌2023」開催決定/調布市ホームページ
https://www.city.chofu.tokyo.jp/www/contents/1689329630328/index.html