『アイシールド21』新作読切が「ジャンプ+」で掲載へ! 村田雄介×稲垣理一郎という黄金タッグをあらためて解説

 そして、原作の稲垣理一郎氏がまたすごい。『アイシールド21』のあと、SFサバイバルの金字塔『Dr.STONE』(作画:Boichi)、そして現在実写ドラマが話題のスタートアップコミック『トリリオンゲーム』(作画:池上遼一)とヒット作を量産しており、論理と“ハッタリ”をハイブリッドしたエンターテインメント作品に定評がある。『Dr.STONE』では科学をキャッチーなネタに落とし込み、『トリリオンゲーム』ではぶっとんだ発想を十分に説得的なビジネスアイデアに昇華しており、その手腕は『アイシールド21』の個性的なキャラクターとその能力の設定、試合における戦術の描写にも生かされていた。

 年齢も近いこの二人が、キャリアの初期に情熱を傾けた『アイシールド21』という作品が面白くないわけがない……と、その後の活躍を知る漫画ファンからすればヒットが必然に思えてしまうというわけだ。再び読切作品が楽しめるのは嬉しいものだが、またいつかタッグを組み、意外なジャンルで大ヒットを飛ばしてほしいものだ。

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