実在する祓い師に怪談作家が密着 祓い師の活動を収めた”実話怪談”が書籍に

『隠れ祓い師 有馬一の怪奇譚』発売

 正木信太郎著『隠れ祓い師 有馬一の怪奇譚』のイカロス出版株式会社より発売されていた。

 祓い師。あるいは祓い屋。それは神社では祓えない霊を対象にお祓いをし、心霊現象の解決を専門とする者のこと。そんな稀有な職業に就いたひとりの男性、有馬一(ありま・はじめ)に、怪談蒐集家である正木信太郎が取材し、完成したのが本書。

 あるときは正攻法で、またあるときは邪道ともいえる奇策で悪霊と対峙する祓い師・有馬一の怪奇譚8篇を収録している。

 正木が2022年に発売した『神職怪談~神主や巫女などが実際に経験した神社にまつわる怪異譚~』。その取材時に正木は有馬と知り合った。以降の交流を通じて「有馬さんは本物」と確信した正木は、有馬に密着してその活動を一冊の本にまとめることを決意したという背景が本書には存在する。

■著者紹介
正木信太郎(まさき・しんたろう)
昭和49年生。怪談作家、怪談師。怪談イベント「寄り道怪談」主宰、座談会イベント「雲隠れ怪談会」主宰。主な著書に『神職怪談』『宿にまつわる怪異譚』(イカロス出版)、『異職怪談〜特殊職業人が遭遇した26の怪異〜』(彩図社)、『岩手の怖い話―坊やがいざなう死出の旅―』(TO ブックス)。また、映像作品として『怪奇蒐集者 正木信太郎』(楽創舎)がある

■書籍情報
書名:隠れ祓い師 有馬一の怪奇譚
著者名:正木信太郎
発行所:イカロス出版
発売日:2023年7月19日
ISBN:978-4-8022-1312-7
体裁:四六判 ・ 224ページ
定価:1,870円(本体1,700円+税10%)
URL:https://www.ikaros.jp/sales/list.php?srhm=0&tidx=104&Page=1&ID=5473

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる