女性キャラなど少女漫画の世界観が誰でも作れる 「イラストや漫画の構図を理解できる本」の気になる内容

構図がわかる本が発売

 『増補 〇✕式で解説 だれでも簡単!! 構図がわかる本』(誠文堂新光社)と題する書籍が
2023年8月3日(木)に発売される。2017年11月刊行『〇✕式で解説 だれでも簡単!! 構図がわかる本』の16ページ増補版となっている。増補16ページの内容は少女漫画での構図解説。女性キャラの美しい見せ方、少女漫画の世界観を創造する構図講座などが掲載されている。

 本書では、イラストや漫画表現における「構図」の決め方を、○×式で良い例と悪い例を並べて比較し、初心者が陥りやすいミスや理解しにくいポイントをその都度ビジュアルでわかりやすく丁寧に解説し、技術向上へ導く。

 巻頭ではプロによる作品を複数例示し、そこに使用されている技術の紹介から、本文で紹介される技術への誘導を行う。

 作例を提供に、大友克洋『AKIRA』の題字でも知られる平田弘史をはじめ、村上もとか・星野之宣・叶精作らのベテラン勢に加え、八月薫・マルモトイヅミ・佐藤まさき・打見佑祐・中川学・森山広臣・成田りうく・岡谷・早川ユウ・門脇夏生・石原由果子・ひかり旭ら中堅から新人まで、バラエティに富むラインナップ。

 本文では、イラストや漫画でよく使われる構図から、名画に使われてきた構図の意味、写真で使われる技法の絵画への応用など、構図の良し悪しを決める法則性を解説。また、葛飾北斎やミケランジェロ、ルーベンスら美の巨人たちのから現代のクリエイターたちまで、作品に込められた構図の秘密を、段階的に解説し解き明かす。

 紹介・解説される技法や構図概念は次の通り。構図の主材と副材と実相・トリミング技法・視線誘導・可能性空間・ホライゾンライン技法・俯角と仰角の構図・遠景と近景と中景の構図・スーパーインポジション技法・主観構図と客観構図・S字カーブ・実相寺アングル・影の表現と構図・物語性のある構図・垂直分割構図と水平分割構図・レイルマン比率・黄金比と黄金分割・余白バランスと構図・ショットの分割など多数。加えて、絵画で使用頻度が高い人体の、ポーズのデッサン力を高めるトラック理論や重心とムーブマンなどの技術や概念も、簡潔に解説してある。

 漫画やイラストに限らず、デザインや写真、映像表現にも応用ができる、構図のすべてを理解でき作品作りに役だつ1冊だ。

■書籍概要
書 名:増補 〇✕式で解説 だれでも簡単!! 構図がわかる本
監修者:斉藤 むねお
仕 様:B5判、208ページ
定 価:2,200円(税込)
発売日:2023年8月3日(木)
ISBN:978-4-416-62350-3

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