池野恋「ときめきトゥナイト展」開催決定、安野モヨコ、矢沢あい……原画展活況で百貨店が往年の少女漫画に興味津々

　池野恋による人気漫画『ときめきトゥナイト』初めての大型展覧会「ときめきトゥナイト展」が開催される。期間は2023年７月19日（水）～８月7日（月）までで、新宿高島屋で開催。その後、京都高島屋を巡回する予定。

『ときめきトゥナイト』は、少女漫画雑誌「りぼん」（集英社刊）での連載開始から 2022年で 40周年を迎える。現在も女性向け漫画雑誌「クッキー」（集英社刊）で続編『ときめきトゥナイト それから』が連載中だ。

　展示会では、蘭世、なるみ、愛良の歴代３人のヒロインが活躍する三部作を中心とした直筆原画とともに、連載当時の付録カットや、本展のために池野恋が特別に描きおろしたイラストなど貴重な作品を一堂に展示する。

　近年、こうした少女漫画の原画展が各地の百貨店で開催されている。特に、現在の30～50歳が雑誌を購読し、リアルタイムで読んでいた作品を扱った企画が目立つ。主な事例では、『働きマン』『さくらん』で知られる安野モヨコ、『天使なんかじゃない』『ご近所物語』『NANA』などの矢沢あい、『花より男子』の神尾葉子などの例がある。いずれも当時の少女漫画を語る上で欠かせないビッグタイトル、大御所漫画家ばかりだ。

　とりわけ1980～90年代は少女漫画界の絶頂期で、「りぼん」が約250万部、「なかよし」が約200万部を刊行する黄金時代であった。当時、雑誌を読んでいた世代の間では、共通の話題で盛り上がる作品も多い。さらに当時を懐かしむ人々の安定した集客も見込める。こうした点が、原画展が開催される理由だろう。

　原画展は懐かしい作品の貴重な原画に触れ、限定のグッズなどを買い求めるチャンスである。ぜひ足を運んでほしい。

■新宿高島屋　 11階特設会場
2023年7月19日（水）～8月7日（月）
午前10時30分～午後6時30分（午後7時30分閉場）
※ 最終日8月7日（月）は午後5時まで（午後6時閉場）

■京都高島屋　 7階グランドホール
2023年10月11日（水）～10月30日（月）
午前10時～午後6時（午後7時閉場）

※ 最終日10月30日（月）は午後4時まで（午後5時閉場）

■公式サイト、SNS
・ときめきトゥナイト展ポータルサイト
URL：https://tokimekitonight-ex.com

・高島屋「ときめきトゥナイト展」公式サイト
https://www.takashimaya.co.jp/store/special/tokimekitonight/