【ONE PIECE考察】最終局面は黒ひげ海賊団との決戦? その戦力と狙いを読む
「黒ひげ海賊団は何人かの人物を拉致していて、作中で主に描かれていたのはプリンとコビーですね。コビーが女ヶ島で拉致された際、その場にはもっと階級が上の人物もいました。それでも彼を選んだことを考えると、単純な人質として拉致したわけではないのかもしれません。コビーは能力者でもないので、狙いは彼と親しい人物を誘きだす、もしくはコビーが知る何らかの知識かもしれませんね。またプリンは悪魔の実の能力者です。しかし黒ひげの狙いは能力ではなく、三つ目族の力だと考えるのが妥当でしょう。三つ目族の第三の目が真の開眼をすると、ポーネグリフが読めるのではとビッグマムは睨んでいます。海賊王になるのであれば、ポーネグリフ以上にポーネグリフを読む手段が希少であり重要です。ビッグマムが倒された今、黒ひげはポーネグリフを集めた先を見据えているのかもしれません」
まだ1度も拳を交えていない、黒ひげ海賊団と麦わらの一味。両海賊団がどこかで相見えるのは間違いないだろう。
「ローと黒ひげの戦いの結末は、現状の最新話まででは描かれていません。ファンとしては悲しいですが、ローが黒ひげに勝つ展開はおそらくないですよね。むしろオペオペの実の能力を奪われてしまう可能性すらあると思います。そうなるとやはりロードポーネグリフも読む手段も持った麦わらの一味と黒ひげ海賊団がぶつかるのが、最終局面になるのではないでしょうか。白ひげは黒ひげの弱点を、過信と軽率だと言っていました。黒ひげは幹部を軒並み能力者にして、自らの海賊団の強さを非常に高く評価しているでしょう。しかし麦わらの一味も、様々な経験を積んでいますよね。例えばヴァン・オーガーは、むしろ同じ狙撃手であるウソップのこれからの進化には勝てないような能力を手にしているとも言えます。たしかにヴァン・オーガーのワプワプの実の能力は驚異的ですが、ウソップは見聞色の覇気を覚醒させていました。ウソップも数秒先の未来を見る見聞色の奥義をマスターすれば、ワープで出てくる地点を狙い撃ちできます。またチョッパーは鬼ヶ島で1度病原菌を扱う敵と戦っているので、ドクQのシクシクの実にも同じように対応できるでしょう。黒ひげ海賊団は自分たちの能力を過信し、軽率に行動したことで麦わらの一味に敗北するのかもしれません」
ついに『ONE PIECE』も最終章に突入した。黒ひげが登場してから長い時間が経過し、彼の存在は常に読者の関心を引いている。黒ひげとルフィはどのようなストーリーをみせてくれるのか、今後の展開に注目したい。