『ミステリと言う勿れ』で映画化されるエピソードは? 原作コミックスから考察

『ミステリと言う勿れ』映画化を考察

episode4が映像化される際に期待すること

 ちなみにコミックス2~4巻に収録されたepisode4は、狩集家の4人の孫が祖父・狩集幸長氏と狩集家の有する財産を相続するため、遺言書に記された謎解きに挑むこととなるエピソードだ。整は4人の孫のひとり・狩集汐路の伴侶役として相続争いに巻き込まれることとなってしまう。

 殺人の疑いも浮上するほどスリリングな状況のなか、整は持ち前の頭脳とおしゃべりを披露する。そして子どものこととなると表情を変え熱が入る整の姿も、本エピソードの見どころだ。淡々と言葉を発し、ときに感情が高まる整が描かれたepisode4は、整を演じる菅田将暉の演技力が光るエピソードといえるだろう。

 またドラマ『ミステリと言う勿れ』では小日向文世や岡山天音、早乙女太一など、各エピソードで大物俳優がゲストとして出演した。episode4では汐路をはじめとする狩集家の4人が主要人物として登場するため、ドラマと同様にどんな俳優がゲストとして出演するかという点にも注目したい。

 episode4にて整は汐路と共に行動することとなるのだが、彼女は作中屈指の人気キャラクター・ガロの知り合いである。episode4では直接的にガロは描かれていないものの、ドラマではオリジナル展開が多かったこともあり、episode4が映画化される際にも人気度の高いガロが再び登場する可能性もあるはずだ。

 ドラマ作品として独自の演出によって表現された『ミステリと言う勿れ』。映画でも菅田将暉をはじめとする役者の演技やドラマ特有の演出が光る作品となることに期待する。

 

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