『ミステリと言う勿れ』で映画化されるエピソードは? 原作コミックスから考察

『ミステリと言う勿れ』映画化を考察

 日本民間放送連盟賞「番組部門 テレビドラマ」の優秀賞に選ばれるなど、2022年に菅田将暉主演でドラマ化を果たし大きな話題を呼んだ漫画『ミステリと言う勿れ』。11月には映画化も発表され再び注目を集めている。

 映画『ミステリと言う勿れ』は2023年秋に公開される予定だ。本稿では映画化を記念し、映画『ミステリと言う勿れ』がどんな作品となるのか考察したい。

映画化されるのは「episode4」?

 ドラマ『ミステリと言う勿れ』では原作漫画のエピソードを題材に映像化された。映画においても原作漫画のエピソードが題材とされるのであれば、コミックス2~4巻に収録された「episode4」が題材になる可能性が高いのではないだろうか。

 というのも、ドラマではコミックス7巻までのエピソードが題材とされているが、そのなかで唯一「episode4」だけが映像化されていないからだ。episode4はおよそコミックス2巻分の長さであり、90~120分ほどの映画作品のボリュームとしてもちょうどよいものであろう。

 またepisode4は印象派展を鑑賞するために広島(ドラマでは大阪)へ訪れた整が、とある一族の遺産相続の争いに巻き込まれることなるエピソードだ。ドラマ最終話では印象派展に主人公・整が訪れたあとのエピソードが描かれたものの、印象派展の開催地に訪れた整の行動の詳細は描かれていない。

 ドラマで描かれたエピソードを補完するものとして、episode4はドラマ視聴者にとっても入り込みやすいエピソードであろう。

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