ドカベン里中智、MAJOR茂野吾郎、巨人の星 星飛雄馬……野球漫画、最強投手は誰だ?
3月19日に開幕した春のセンバツ高校野球。秋の大会を勝ち抜き、高野連に選ばれた32校が、その力を競う。野球の花形であり、勝敗に直結するポジションといえば投手だろう。甲子園ではさまざまな投手が登場し、ファンを沸かせてきた。高校野球の話になると「最強投手は誰か」が議題に上がる。
それは野球漫画でも同様だ。数多くの作品のなかで、最強投手は誰なのだろうか。
『ドカベン』里中智
甲子園で最も勝運に恵まれていた投手と称されるのが、明訓高校のエース里中智である。里中は甲子園通算勝利20勝1敗と突出し、1年夏、2年春、3年春、3年夏で全国優勝。岩鬼正美や渚が登板することもあったが、ほぼ1人でマウンドに立ち、明訓高校の勝利に貢献した。
身長168センチと、スポーツ選手としては小柄で、東郷学園中学時代に小林真司という剛球投手に勝つため、アンダースローに転向。怪我と戦いながら闘志を燃やす投球スタイルは、「小さな巨人」と言われた。チームを勝利に導く能力なら、里中がナンバーワンだろう。
『MAJOR』茂野吾郎
一般的に右腕よりもスピードが出にくいともいわれる左腕でありながら最速160キロを超え、さらにしっかりとコースに投げ分けるコントロールを持つ。投手としての能力もさることながら、その強いメンタルも特徴だ。ただし高校時代は故障の影響もあり、甲子園に出場した経験はない。一方で、アメリカ・メジャーリーグで大活躍した野球漫画の投手は現状、吾郎だけと言っても過言ではない。
世界を股にかけて活躍した唯一無二の投手ということを考えると、最強といえるのかも。