ソーライス、目玉焼き丼、山岡流夜食うどん……『美味しんぼ』の簡単ズボラ飯、そのお味は?

『美味しんぼ』のズボラ飯

 『美味しんぼ』の料理と聞くと、高級食材を使った手の混んだ料理を連想する方も少なくないはずだ。たしかに『美味しんぼ』には高級志向の強い料理もあるが、なかには簡単で気軽に真似することができる料理も数多く紹介されている。今回はそんな『美味しんぼ』の簡単でおいしく、そして再現しやすい料理を紹介したい。

ソーライスとバター醤油まぶしご飯

 美男美女カップルで、お互いを裕福な家庭に育った人物だと感じていた季子と教一。しかし、それはお互いが気を使いすぎていたがための印象で、実際にはそれぞれ庶民的な食べ物を愛する人物だった。

 小さな弁当屋の“社長令嬢”である季子が好んで食べていたのは、ご飯の上にバターと醤油をかけたバターまぶしご飯。スプーンでバクバクと食べる様子を見た栗田ゆう子は自身の育ちが良いこともあってか、呆気にとられていた。

 小さな工場の“御曹司”である教一は、ご飯にウスターソースをかけたソーライスを愛する人間だった。結局、山岡の計らいで双方が庶民派であることが発覚し、2人は結ばれていったのだった。

 真似しやすいソーライスとバター醤油まぶしご飯はネット上でも真似する人が続出。筆者も実際に味わってみたが、バター醤油まぶしご飯のほうが、若干味が上であるように感じた。

美味しんぼのソーライスとバター醤油まぶしご飯を食べ比べてみた

目玉焼き丼

 目玉焼きを研究するブラックさんに山岡が作った目玉焼き丼だ。卵の片面だけを焼く“サニーサイドアップ”で目玉焼きを作り、半熟になるまで待つ。その間に前もって丼をお湯につけて温めておくのがポイント。

 熱い丼に炊きあがったばかりのご飯をよそい、目玉焼きが好みの焼き方に仕上がっているよう計算し、直接フライパンからご飯を載せて完成だ。ブラックは「肉とかネギとか薬味もなしでゲスか?」と不満を漏らしていたが、黄身を潰して醤油をかけて食べると、その味を絶賛した。

 YouTubeでは再現に挑むチャンネルも登場。シンプルながら全てを完璧に作ったその味は、やはり素晴らしいものがあったようだ。

【美味しんぼ】簡単でバカうまっ!な目玉焼き丼

山岡流夜食うどん

 山岡が残業中、小腹が減りスーパーに買い出しに行って揃えた食材で手早く作り上げたうどんである。

 作り方はネギ・梅干し・しょうが・かつお節・昆布の佃煮・すりごま・醤油を混ぜ、そこに茹で上げたうどんを入れて完成だ。非常に簡単な工程だけに、再現に挑む人も多く、そのほぼすべてのユーザーが「美味しい」「簡単なのに美味しすぎる。さすが山岡さん」と、称賛の声が相次いでいる。

【美味しんぼ】山岡流夜食うどん

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