「ジャンプ+」で連載中の『センコーバトル』が意欲作すぎる “一部読者”を魅了する狂気を考察

 『怪獣8号』に『タコピーの原罪』と、話題作が多く公開される金曜日(※『センコーバトル』は現在、隔週連載)に、それでも「『センコーバトル』から読む」というコメントも多く見かける。授業中の落書きにも、作り込んだバトル漫画にも、小学生が描いているようにも、実力派の漫画家が崩して描いているようにも見える不思議な作品だが、間違いなく言えるのは「意欲作」だということだ。だからこそ、「やれやれ」と言いながら読み続けている、コアなファンが少なくないのだろう。

 同時に、そんな作品を連載枠に収めている「ジャンプ+」の懐の深さも感じるところだ。明らかにマスを狙っていない『センコーバトル』がさらなる人気を獲得するかどうかは小山先生の腕次第だが、漫画好きの心をくすぐる意欲作が今後も次々と生まれていくことに期待したい。

■『センコーバトル』
https://shonenjumpplus.com/episode/10834108156717012317

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