ラーメン大好き小泉さん、ラーメン発見伝、喧嘩ラーメン……一度読んだら忘れられない“ラーメン漫画”3選
日本の国民食とも言われるラーメン。老若男女に人気があり、バリエーションの豊富さもあって、「嫌い」な人が少ない料理とも言えるだろう。そんなラーメンはグルメ漫画においても鉄板の料理であり、なかにはラーメンだけに特化した「ラーメン漫画」もある。今回はそんなラーメン漫画から、一度読んだら忘れられないインパクトのある作品を紹介していきたい。
『ラーメン大好き小泉さん』
鳴見なる原作で、テレビドラマやアニメにもなった漫画『ラーメン大好き小泉さん』。無口でミステリアスだが、実はラーメン好きの女子高生・小泉さんがひたすらにラーメンを愛し、語っていくという内容が人気で、累計発行部数は2020年3月時点で200万部を突破する。また、本作を見てラーメンの奥深さを知り、より好きになったという人もいると聞く。
漫画の中では数多くのラーメンが登場したが、そのなかで特に話題となったのが、「パパパパパイン」のパイナップルラーメン。その名の通りパイナップルがラーメンの中に入っているのが特徴だ。
この「パパパパパイン」は、漫画ならではのアイデアラーメン店のように思えるが、実在する人気店舗で、西荻窪を経て現在は町田で営業中。『ラーメン大好き小泉さん』を見て、店を訪れる人も少なくないようだ。
『ラーメン発見伝』
久部緑郎原作、河合単作画の漫画、『ラーメン発見伝』。『ビックコミックスペリオール』に連載され、味の追求だけではなく、経営者としての観点も取り入れられた内容となっている。
特にネットでたびたび話題になるのが、スキンヘッドの芹沢達也。冷酷な表情でズバズバと本質をつく発言をする彼のファンは多く、ネット上では「名言集」も作られているほどだ。また、続々編となる『らーめん再遊記』では、その人気から主役に昇格した。
『ラーメン発見伝』に登場するラーメンの中で人気が高いのが、芹沢が営む「らあめん清流房」で提供する「淡口らあめん」。このラーメンは鮎の煮干し、比内鶏の鶏ガラ、鹿児島産黒豚のトンコツ、有機栽培などでスープのダシを取るのが最大の特徴で、芹沢が「俺の理想のラーメン」と話した逸品である。
YouTubeでは、再現に挑戦するネットユーザーも現れている。