『ザ・ファブル』アキラに憧れるクロは作中の清涼剤? 天然だけど義理堅い、その魅力を考察

セカンドシーズンではアキラとすれ違い?

 ウイルスの影響で大平市に帰ってきたアキラ。クロに報告することなく、内縁の妻であるミサキと新生活を始めていた。

 かつて同じ殺し屋組織(ファブル)に所属し、いまは一般市民として生活をしているアザミとユーカリは、アキラが街に帰ってきたことを知っていた。しかし、アキラに心酔するクロが事実上の新婚生活を邪魔する可能性が高いため、あえて報告していなかった。ところが偶然、クロの舎弟がアキラを見かけたことで知ることになり、ショックを受けると、その行方を捜査させた。

 その後、クロとアキラはすれ違い状態に。アキラから妹(という設定)のヨウコにアザミとユーカリが暮らす倉庫に行くと電話があった際には、「兄さん明日はいつ、何時頃?」と叫ぶ。するとアザミに「こいつ佐藤のストーカーだよ。舎弟に探しさしたり、尾行したりして」と笑われてしまった。このときも、アキラと対面することはできなかった。またクロは携帯電話を変えたため2人は連絡が取れず、対面していない状態が続いている状況だ。

そんなクロに危険が迫る?

 天然でお調子者な面もあるが、基本的に義理堅く、憎めない性格のクロ。一般的な感覚からズレている元殺し屋のアキラとヨウコにとっては、社会に溶け込むための心強い味方になっていた。読者にも笑いを振りまき、ときに殺伐とした『ファブル』の清涼剤になっていたが、セカンドシーズンとなる『The second contact』では、紅白組との抗争のきっかけになり、その身に危険が迫っていると見る向きもある。果たしてクロの今後はどうなるのか。そして、どんな形でアキラとの再会を果たすのか、気になるところだ。

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