『ザ・ファブル』佐藤ヨウコの愛すべき一面とは? ピュアすぎるスーパーウーマンの本心
『ザ・ファブル』のヒロインとも言うべき存在の佐藤ヨウコ(仮名)。高い格闘力と、天才的な記憶力を持つスーパーウーマンである。
常人離れした能力を持つヨウコだが、劇中では随所に愛すべきキャラクターとしての魅力を見せている。
※本稿は『ザ・ファブル』のネタバレを含みます。
料理がうまい
作品中でヨウコは、たびたび料理を作っている。愛される家庭料理の定番・肉じゃがに加え、野菜炒め、カレーなど、そのレパートリーは豊富で、同じ組織に所属したユーカリからは「料理はできるのにな…」と評されている。
第二部でも、田高田社長の家に転がり込んだ翌日、美味しそうな朝食を作った。ヨウコの料理の能力は、高いものがあるといえそうだ。
友達に優しい
ヨウコは設定上の兄であるアキラや後に妻となるミサキなど、周りの人物を大切にしており、心優しい一面を見せていた。
猫舌のアキラが熱い料理を食べられないときには、文句を言いながらも「ふーふー」と冷ますなどしていたほか、アキラが身の危険にさらされた際にも、その絶対的な強さを信頼しつつも心配している描写も見られた。
また、トラブルに巻き込まれて携帯電話と家の鍵が入ったかばんをなくし、行き先を失ったミサキが訪ねてきた際には、嫌な顔ひとつせずに部屋に招き入れ、風呂に入れたうえに、自身のパジャマを貸している。
さらにミサキが電車内で痴漢に遭遇した際には、似顔絵を描かせ、撃退を宣言する。アキラは「見つかりっこない」とつぶやくが、ヨウコは「男のあんたにはミサキちゃんの悔しさはわからないのよ。女の弱みに付け込む卑劣なやり方が気に食わない」と話していた。その後、アキラの口から痴漢を探すためにしばらく電車に乗っていたことが語られた。
両親を殺され、孤独で厳しい生活を送ってきたヨウコだが、人を殺した経験がないことも影響しているのか、温かな「人情」というものを持っていた。