一見上手な“アニメ好き少女”のイラスト、プロ漫画家が描き直すと? 立体感を生む驚きの技術
視聴者から寄せられた絵をプロ漫画家がリメイクしたらどうなるのかーー。そんな動画が元週刊少年漫画誌の連載作家·ペガサスハイド氏が運営するYouTubeチャンネルでアップされた。
ペガサスハイド氏が運営するYouTubeチャンネル「【 Hyde Channel 】元週刊少年漫画家ペガサスハイド」の動画の多くは、視聴者から寄せられた一見上手な漫画やイラストについて、プロの目線で細かく添削するというもの。解説のわかりやすさとともに、あくまで本人の長所を生かしアドバイスが心地よく、自分では絵を描かない人も楽しく視聴できるのも、大きな魅力だ。チャンネル登録者数は15万人を超える。
今回、取り上げられたイラストは、1月8日公開の動画で「添削」を受けた、漫画家を目指している雪さんによるもの。架空のアニメ作品『魔法使いマジくるっ!』の主人公の髪型を真似している少女で、表情やポーズがかわいらしいが、本人は「手足を描くのが苦手」という悩みを抱えており、ペガサスハイド氏は服に隠れた身体のラインもしっかり意識して描き出す様子を実践して見せ、それが表に見えている“服のシワ”の描写にまで影響することを伝えていた。
そして今回は、改善点の添削ではなく、ペガサスハイド氏がこのキャラクターをフルリメイクすることに。「やっぱり僕は少年漫画誌の人間なので、どうしても立体的な方が良いかなと思ってしまう」と、平面的な元絵を立体的に描き直すことを宣言し、普段のように元絵の魅力を残しながら、サラサラとペンを走らせていく。