【漫画】身近にいる“ポコ田さん”、どんな人? 大学生たちの日常を描く『謎生命体ポコ田と仲良くなる大学生たち』

「謎生命体」と大学生たちが織りなす、静かで豊かな日常――。不思議な世界観でほっこりとさせてくれる漫画『謎生命体ポコ田と仲良くなる大学生たち』がXに投稿されている。
作者はポカ木ポカ美さん(@pkgpkm1102)に、ユニークなポコ田の誕生経緯から、余白を大切にした作劇へのこだわりまでを聞いた。(小池直也)
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――本作の着想や制作のきっかけについて教えてください。
ポカ木:以前から、ポコ田の原型となるキャラクターはなんとなく浮かんでいたのですが、上手く形にならずに寝かせていたんです。ある日ふと思い出して描き出してみると、なかなか表情豊かに描けて。そこで「もし彼に人間のような生活があったら、どうだろう?」と考え、このキャラを主人公にした漫画を描いてみようと思いました。
――Xで「人間しか出てこない自作は面白くない」とポストされていましたが、その真意は?
ポカ木:ポコ田は文化を嗜みつつ、日常に馴染んではいるものの謎という存在です。この違和感を出すのは人の営みだけでは難しいな、と思ってのポストでした。その違和感は私にとって、漫画を描くことのモチベーションのひとつ。私もポコ田に助けられています。
――登場するキャラクターたちは、何かからアイデアを得たり、ご自分の経験などが活きているのでしょうか?
ポカ木:ポコ田に友達がいたらいいなと思ったときに、大人でも子どもでもない大学生くらいのキャラクターが、物語的にも一番しっくりくるかなと。
あとは物語の主軸に合うように3人の性格や趣味嗜好を肉付けしましたが、結果的に自分の経験が反映されている部分はかなりあると思います。自分が大学時代にポコ田のような文化を楽しんでいる人と友達になりたかった、という個人的な憧れも背景としてあります。
――作中に登場する銭湯やレコード、読書などといった趣味はご自分も楽しまれますか?
ポカ木:基本的に、ポコ田の趣味は自分が触れてきたものを入れ込んでいます。銭湯は好きで、ひとりでもよく行きますね。父が聴いていたのでレコードにも馴染みがありますし、音楽も好きです。読書は学生の頃に比べると、現在はときどき読むくらいですが、文字に触れることは大好きです。
――ほかに制作で気を付けていることなどがあれば教えてください。
ポカ木:物語の性質的にも、言葉で定義して世界観が窮屈になるのを避けたいと思っています。だから文字で直接的に説明しすぎないように気をつけています。あと意識しているのは、感情を視点・情景・セリフの言い淀みなどで表現して、語り切らずに余白を残すこと。その分、描き込みの量は多くなりますが、丁寧に向き合っています。
――漫画を描いていて、一番楽しさを感じる瞬間は何でしょう?
ポカ木:自分のイメージを明確に表現できたときと、それを見てくださった方に伝わったときは、やはり「描いていてよかったな」と感じます。
――今後、本シリーズはどのように描いていきますか?
ポカ木:現状はポコ田と3人が出会ったところまでとなっていますが、これから各人物の思想や関係性なども掘り下げながら、色々な出来事に向き合っていく姿を描いていけたらと思っています。





















