全身でハガレン20年の歩みをたどる! 原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」レポ

ハガレン原画展レポート

 完結から10年以上経った今でも世界中から愛され続けるダークファンタジーの金字塔『鋼の錬金術師』(荒川弘) 。そんな”ハガレン”生誕20周年を記念した原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」が12月18日に東京・池袋のサンシャインシティで幕を開けた。

「鋼の錬金術師展 RETURNS」ために荒川弘先生が描き下ろしたキービジュアルは、20年前に新連載予告として描かれたモノクロイラストを、2021年版として新たに描き起こしたもの

 2017年〜2019年にかけて全国9か所を巡回した原画展「鋼の錬金術師展」をベースに、生原稿やイラスト、貴重な資料といった展示品、そしてアニメ版『鋼の錬金術師』 で各キャラクターを演じた豪華声優陣による録り下ろしボイスの音声ガイドや特別映像などを加えた「鋼の錬金術師展 RETURNS」は、ファンにとってはたまらない”バリバリの全開”なものになっている。

ファンにとってはたまらない仕掛けが盛りだくさん!

 まず、会場に到着すると、2022年夏にリリース予定のスマートフォン向け完全新作ゲーム「鋼の錬金術師 MOBILE」や荒川弘先生の新連載『黄泉のツガイ』の特大パネルが来場者を出迎えてくれる。さらには、2017年に公開された実写『鋼の錬金術師』で使用された衣装の展示、そしてエドやアルと一緒に写真が撮れるフォトスポットも設置されており、入場前からファンにとってはたまらない仕掛けが盛りだくさんだ。

音声ガイドを耳に当てながら展示エリアをまわる。まるでキャラクターたちがそばで話をしているかのよう。

 入場口で、エドワード(朴ろ美)&アルフォンス(釘宮 理恵)またはマスタング大佐(三木眞一郎)&ホークアイ中尉(折笠富美子)どちらかの音声ガイドを選んだらいざ展示エリアへ。ちなみに、展示エリアでは撮影OKの展示品がほとんどだが、デジカメや一眼レフカメラの使用は禁止となっているので要注意。

エリアごとに壁の色や証明が異なる。作品の世界に入り込んだかのような演出は必見だ

 展示エリアは大きく分けて「プロローグ」「二人の錬金術師」「人造人間」「軍部」「親子」「最後の戦い」「真理の扉」「エクストラ」の8つで構成されている。

 これら全てのエリアに展示されているカラー原稿、生原稿、そして荒川弘先生の貴重な資料コレクションをたどることで『鋼の錬金術師』という物語はもちろん、20年の歩みが堪能できるようになっている。

資料コレクションのエリアでは、「フュリーの通信機」や「オリヴィエの金時計」そして記念すべき第一話にも登場する「リオールの売店のラジオ」が初披露された

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