『鋼の錬金術師』が達成した3つの偉業ーーワールドワイドな熱狂を振り返る
今年、連載開始から20周年を迎えた『鋼の錬金術師』。人体錬成と呼ばれる禁忌を冒した2人の兄弟が、全てを取り戻すために「賢者の石」を求めて旅をする物語で、完結から10年以上経っても世界中から愛され続けるダークファンタジーの金字塔だ。
12月には20周年を記念して原画展「鋼の錬金術師展 RETURNS」が開催され、「月刊少年ガンガン」では荒川弘の完全新作の連載が決定するなど、まさに”鋼錬イヤー”と呼ぶに相応しいニュースが目白押しだ。
今回は、そんな”鋼錬イヤー”の今だからこそ振り返りたい『鋼の錬金術師』の3つの偉業について紹介していきたい。
全世界累計売上部数は8,000万部を突破
2021年7月時点で全世界シリーズ累計発行部数は8000万部を突破している『鋼の錬金術師』。これはスクウェア・エニックスが発行するコミックスの中では歴代最高記録となっている。
実写映画は日本映画史上最大規模での公開!?
2017年に公開された実写『鋼の錬金術師』。入場者特典として、完結から7年ぶりとなる新作エピソードが収録された『鋼の錬金術師』0巻が配布され大きな話題を読んだが、実は映画の公開規模が日本映画史上最大という偉業を達成している。
なんと、実写『鋼の錬金術師』は、全米、ヨーロッパを含めた190ヵ国以上の国々での公開された。これは2017年当時、アニメも含めた日本映画史上最大かつ異例の規模だったと言われている。