『魔入りました!入間くん』がノベライズ 西修×針とら特別対談「原作のテンポを保ちながら、小説ならではの表現を」

『入間くん』が小説に 西修×針とら特別対談

――これから2巻、3巻と続いていくわけですが、今後の意気込みはありますか?

針とら:原作の1〜2巻では、入間くんが徐々に学園生活に馴染んでいく様子が描かれています。そこから次第にやりたいことに向かっていく場面で、きっと読者の小学生の子たちは、自分のやりたいことが周りから認められる嬉しさ、何かを達成する気持ちよさを知っていくんだろうなぁと思ったので、この感触を小説版でもしっかり描けるよう意識したいですね。

西修:私からすると、漫画だと伝えられることに限界があるというか、今回小説版を読ませていただいて、やはり小説でしかできない表現があると実感したので、漫画で描ききれなかった部分を小説版で拾っていただけると嬉しいです。

――そういう意味では、小説版が進んでいくに連れて相互作用して、漫画原作の方にも影響が出るかもしれないですね。

針とら:逆に、もっと先で西さんが回収するはずだったところを先に拾ってしまう危険もありそう(笑)。

西修:その辺りはぜひチェックさせていただいて(笑)漫画と小説と、互いに刺激しあって、さらに面白い作品になっていくと良いですね。

――では最後に、読者の方にメッセージをお願いします。

針とら:小説版ではじめて『入間くん』に触れるという方でも楽しめるよう書いていますので、あまり『入間くん』に詳しくない方でも手にとっていただけたらと思います。漫画ではなく小説なので、学校にもぜひ持って行ってください(笑)。

西修:教育にいい場面もあると思いますし、漫画と同じようにドキドキワクワクできるシーンがたくさんあるので、多くの方に読んでもらえると嬉しいです。


■書籍情報
『小説 魔入りました!入間くん』
原作:西修
絵:西修
文:針とら
価格:本体680円+税
出版社:ポプラ社

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