宇垣美里、藤本タツキ『ルックバック』を絶賛 「考察しがいのある作品」「何回読んでも面白い」
さらに宇垣は、主人公が女の子2人というのもよかったと続けた。「『バクマン。』は男の子2人が漫画を描く話だったけど、これは女の子2人が漫画を描いていて、『(漫画を描くのは)オタクがやることだよね』と言われたことをバーン!とはねのける“未来”を切り開いている感じもするし、事件があった時に『こうやったら勝てたかも』って考えるのも、私が女性だからこそ感情移入できる部分があった。そういった意味で本当に『すげえ!』って思いながら読みました」。
宇多丸は「いや、もうすげえ伝わってきた」と宇垣の熱量に感服しつつ、「最初はすでに大ヒットを飛ばしている藤本タツキ先生が、突如タダで読める作品を出したっていうので、イレギュラーな『変わった発表の仕方をするんだな』って思ってたんだけど、宇垣さんの説明を聞いたら日付にも意味があるし、藤本先生なりの宣言じゃないけど、広く読まれるということにすごく意義があったんでしょうね」とまとめると、宇垣が「アプリでもウェブ版でも、どっちでも見れるのでぜひ読んでいただけたら」と改めて作品をリコメンドした。
宇多丸が「読みますね」というと、宇垣は「たぶん寝られなくなっちゃうけど……」と、実はその日『ルックバック』を何度も読んで朝寝坊をしてしまいマネージャーさんに迷惑をかけたことを謝罪し話にオチをつけた。