浦沢直樹の漫画には”とんでもない間違い”があった? 元アシスタントと振り返る、多忙すぎた日々

 『YAWARA!』『MONSTER』『20世紀少年』など数々のヒット漫画を生み出した漫画家の巨匠・浦沢直樹。圧倒的な画力と、独創的な物語性で海外でも人気が高く、日本のみならず世界中にファンを持つ。現在は『週刊ビッグコミックスピリッツ』で『あさドラ!』を連載中だ。

 そんな浦沢が同誌を発行する小学館の打ち合わせスペースで、元アシスタントで現在は『ヤングチャンピオン』にて『日本を創った男~渋沢栄一 青き日々~』を連載中の漫画家・星野泰視と対談を行った。“あの作品の裏話”も聞ける内容とあって、浦沢ファンにはたまらない動画だろう。また、YouTubeのコメント欄には、外国語で寄せられたたくさんのメッセージも並んでいる。

あの作品の裏話もー。漫画家の星野泰視さんにお越しいただきました。

 星野は『YAWARA!』と『MASTERキートン』の連載途中で浦沢の仕事場入りを果たした。7年間在籍し、その後、漫画家としてデビューしたという。浦沢の仕事場を振り返り、「楽しくやらせてもらってました」と言うも、浦沢は当時「いや、僕は振り返ってもあの時が一番地獄だよ」と回想。星野が「あの時の先生、ものすごい月産のページ数でしたもんね」と聞くと、浦沢は「140ページ以上ですね。『YAWARA!』と『MASTERキートン』……『Happy!』と『MONSTER』という感じで、そこにガンガン読み切りも入れてましたからね。頭おかしいですね」とコメント。星野は「あり得ないですね……頭おかしいですよ」と返し、笑い合った。

 また歴代の名作漫画の裏話が語られる場面もあった。浦沢は「なにしろ時間がない中で描いていたので、『あっ、違った』と思い、翌週描き直すこともあったからね。『YAWARA!』の最初の頃は、赤い線の中にまだ2人入っているのに、『場外!』と止めてるシーンがあって」と語る。さらに『パイナップルARMY』では「手榴弾を“ポーン”て投げるシーンで、手榴弾の上のフックが付いていた」こともあったそう。それから「『浦沢さんそれは爆発しません』というお手紙が来まして。ものすごいスケジュールで描いているので、とんでもない間違えをする時もありましたよね」と振り返った。



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