『ダブル』野田彩子が語る、演技を漫画で表現する難しさと面白さ 「二次創作をずっとやってきたので、お話の中の人間に惹かれる」

『ダブル』作者・野田彩子インタビュー

印刷にまでこだわり抜いた2巻のカバーはぜひ手に取って見てもらいたい

――3月14日に発売されたばかりの単行本第2巻は、1巻以上にカバーの絵に気合いが入っていますよね。紙で印刷された表紙を見ると色味や風合いにまでこだわっていることがよくわかります。

稲泉:デザイナーさんが職人技で「目の色だけもう少し明るく」など非常に細かく色、インクの指定をしてくださったおかげで、良い仕上がりになりました。

野田:1巻のカバーは「熱血演劇もの」みたいな絵にできたのに対して、2巻はふたりのあいだの距離が広がる、少しずつ溝ができていくという話なので「読んでくださっている人たちをびっくりさせたいね」と。それで、あるシーンを描いているときに「これだ!」と思いついたんです。

――電子もいいですが、これは紙でもぜひ手に取ってみてもらいたいですね。

野田:表紙の印象もあってか「二人の関係が変わっていくのがこわくて読めない」という声もありますが、この先もっと変化していきますので、追いかけていただけるとありがたいです。

■書籍情報
『ダブル(2)』
野田彩子 著
価格:650円+税
出版社:ヒーローズ
公式サイト

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「インタビュー」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる