『鬼滅の刃』最終決戦、炭治郎“十三の型”発動なるか? 『週刊少年ジャンプ』巻頭カラーで最高潮の盛り上がりへ

『鬼滅の刃』物語は最高潮へ

 『週刊少年ジャンプ』2020年11号では、満を持して『鬼滅の刃』が巻頭カラーに。第193話では、引き続き炭治郎と無惨との死闘が描かれた。前話から引き続き、日の呼吸の十二個の型を円舞と炎舞で繰り返し、伝説の十三個めの型を発動させようとする。さらに、無惨の側にもとある異変が起こり、闘いは最終局面へと向かう……。

 2月4日に発売された単行本19巻は、初版発行部数150万部を突破。シリーズ累計発行部数は4000万部を突破している。昨年では、『ONE PIECE』単行本が推定売上1270万部だったのに対し、本作は推定売上1080万部で2位にまでつけている。近年のコミックス業界では異例の快挙といえよう。

 また、メディアミックスも盛んだ。単行本の売り上げに火をつけたテレビアニメをはじめとして、直近ではファッションブランド『アベイル』とのコラボTシャツ、『モンスターストライク』とテレビアニメ版とのコラボイベントなどが挙げられる。Twitterではキャラクターの誕生日のたびにハッシュタグでトレンド入りする。つまり、読者による世界観への没入の魅力と、そこからのファンダムの形成が熱狂を生み出しているのだ。今号では、第二回の人気投票も開催されている。

 もちろん、これだけ人気なのは、商業的盛り上がりからの巻き込み力だけではない。『このマンガがすごい!2020』オトコ編で6位にランクインするなど、マンガ読みからの評価も高いのだ。

 さらに今回の話では、主人公の竈門炭治郎と鬼の大ボス鬼舞辻無惨との決戦で、展開への期待は最高潮を見せている。リアルタイムで『週刊少年ジャンプ』本誌を追いたいと思わせる状況は、昨今では珍しい。週刊の本誌では最新話を追わず、後追いで単行本からキャッチアップする読者も少なくはないだろう。しかし、今回からこそは本誌で追いかけることを極力おすすめしたい。今すぐ『少年ジャンプ+』で最新巻の最終話から本誌前話までを読み、今週の『週刊少年ジャンプ』を手にして欲しい。

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