BE:FIRST、「Spacecraft」はグループの勢いを表すものに 誰がセンターでも成立する完成度の高いパフォーマンス
2月5日、BE:FIRSTが6thシングル『Spacecraft / Sailing』をリリースした。すでに配信リリースされている「Sailing」と並び、両A面シングルのタイトル曲となった「Spacecraft」は、現在のBE:FIRSTの勢いが表されているような楽曲だ。
同曲は初のドームツアー『BE:FIRST DOME TOUR 2024-2025 “2:BE”』のために書き下ろされており、曰く「“この地球ごと全部ひっくり返す”、奇想天外、予想不能な展開が襲いかかるスペイシーでアブストラクトなトラックと、更に磨きの掛かった唯一無二の声の存在感で創り上げた、BE:FIRSTの真骨頂と言える神秘的でアグレッシブなダンスチューン」(※1)。作詞にはメンバーのSHUNTOが参加していたり、コレオグラフをSOTAが担当していたり、これまでの楽曲に勝るとも劣らず、BE:FIRSTのクリエイティビティが窺える楽曲になっているのではないだろうか。
そんな「Spacecraft」のMVが2月3日に公式YouTubeチャンネルにて公開。2月7日時点で220万回再生を突破しており、「人気急上昇中の音楽」1位にランクインしている。また、「BE:FIRSTの真骨頂」という謳い文句のとおり、MVでは彼らの武器の一つでもあるスキルフルなダンスが披露されている。
まず一見して印象に残ったのは、「Spacecraft」=宇宙船を象徴するような動きが多いこと。例えば動いているところから急にストップを強くしたり、片足でバランスを取ったり、重心を上に引き上げるモーションがあったりと、無重力を彷彿させる動きはダンスの面白さの一つでもある“不思議に見せる”ことに繋がっている。
そのうちの一つでもあるストップのかかり具合は、MV冒頭から発揮されている。「チャッ」という音に合わせて体を倒しているのだが、ビタビタに止まっているだけでなく、7人全員の角度や止める強さが揃っていて美しい。ここだけでもダンスが相当上手いことがわかるのではないだろうか。