菊池風磨、新しい仲間と共に掴む長年の夢 冠番組、ハワイロケ……「timeleszは8人で売れる」という決意
timeleszの冠番組『タイムレスマン』(フジテレビ系)が、4月20日25時25分よりスタートする。8人になった新生timeleszとしてはもちろん、Sexy Zone時代から振り返ってみても、彼らが地上波レギュラー冠番組は初のこと。
「そんな長年の夢が、8人体制になったこのタイミングで叶ったというのは、非常に感慨深いものがありますね」とは新番組スタートに寄せた菊池風磨のコメントだ。佐藤勝利も開口一番に「僕はとにかく、グループとして冠番組が持てたことがめちゃくちゃうれしくて」(※1)と感想を述べていることからも、彼らにとっていかに夢の冠番組であることがうかがえる。
『timelesz project』(以下、タイプロ)は新たに加入した寺西拓人、原嘉孝、橋本将生、猪俣周杜、篠塚大輝にとって夢を叶える場であったのはもちろんのこと、佐藤、菊池、松島聡にとっても追い求めていた夢を叶えるきっかけを作ってくれたと言えそうだ。
Sexy Zoneが佐藤、菊池、松島、マリウス葉、中島健人で、CDデビューしたのは2011年のことだった。2022年にマリウスが、そして2024年に中島が卒業。そして、2024年4月にグループ名もtimeleszと改名した。
デビューしたにもかかわわらずジュニアたちと流動的なユニットを組んだり、メンバーが療養したりと、なかなか5人が揃うタイミングが叶わなかったSexy Zone。それゆえに、彼らの中にも、そしてファンの間にも「5人でSexy Zone」という気持ちが強まっていった。
2人が新たな道に進み、グループ名も変わり、「どうすれば、上を向いて前に進んでいけるんだろう?」という3人のモヤモヤとした思いに風穴を開けたのが、菊池発案の『タイプロ』だった。「5人でSexy Zone」という想いを宝箱に大切におさめ、メンバーを増やして、新たな可能性に賭ける。そう覚悟が決まったときの心境を、佐藤はラジオ『木村拓哉 Flow』(TOKYO FM)にゲスト出演した際、 「ちょっと霧が晴れたような気持ちにはなりました」と明かしていた。
もちろん、最初からすぐに気持ちが切り替わったわけではなかったようで、松島は「僕は最初やっぱり怖さがありましたね」「僕はすぐ賛同できなくて」と語っていた。既存メンバーだけでも活動はできる。新メンバーとなる人の人生を動かすことにもどう向き合ったらいいのかと迷ったとも。
しかし、現状を変えるということは、そういう怖さを乗り越えるところから始まるのかもしれない。始まった『タイプロ』は「社会現象」と言われるほど多くの人の注目を集めた。彼らも前代未聞のチャレンジゆえに様々な意見が飛び交うことは想定済みだったと思うが、これほどの規模で話題になること、そして彼らを取り巻く世界が変わっていくとは思わなかったのではないだろうか。
半年ほど前から温めていた番組がようやく始動します!8人全員が汗をかき、たくさんの笑いと感動をお届けしていくのでお楽しみに!こんなに真っ直ぐで一生懸命な8人と番組を作ることが出来て幸せです。#timelesz#タイムレスマン#4月20日25時25分から https://t.co/oWv3X8gmGB
— Hiroya.Mitsutani (@mitsu0624) April 17, 2025
『タイムレスマン』のプロデューサーである蜜谷浩弥は自身のX(旧Twitter)で「半年ほど前から温めていた」と語っている。“半年前”は、もちろん新メンバーが決まる前で、オーディションが進み、新メンバーの候補生たちと向き合う佐藤、菊池、松島の人となりにもこれまで以上に関心が集まっていた頃になる。アイドルとして彼らが磨き続けてきたこと、エンターテイナーとして大切にしてきたもの、そして新たな仲間に対する厳しくも温かな視線……そんな飾りきれない部分をすべてさらけ出した『タイプロ』があったからこそ「とにかく何事にも全力で、汗をかく!」をコンセプトにした念願の冠番組へとつながったように思う。