Snow Man、初のスタジアムライブは「奇跡的な景色」 国立競技場初日公演後の囲み取材を徹底レポート

Snow Man、国立競技場囲み取材レポ

 Snow Manが、デビュー5周年を記念したスタジアムライブ『Snow Man 1st Stadium Live Snow World』初日公演を4月19日、東京・国立競技場にて開催した。

 新国立競技場での有観客公演は、STARTO ENTERTAINMENT所属アーティストでは初(嵐は無観客)。旧国立競技場から数えるとSMAP、嵐に次ぐ3組目となる。スタジアム公演ならではの豪華な演出で7万人の観客を沸かせたSnow Manの9人が、終演後の囲み取材に応じた。

 まず初日を終えた感想を聞かれると、深澤辰哉が「自分たちが国立でライブができるとは思わなかったです。5周年というタイミングで国立に立てたことはすごくうれしかったし、すごく素敵な景色が目の前に広がっていて感無量でした」と回答。そこに「どんな景色でした?」と追加の質問が投げかけられると、向井康二が「大喜利ですか? それは」とボケて会場が笑いに包まれる。その流れでメンバーたちから回答を促された向井が「どんな景色? そうですねぇ……おなかすいた時に食べたラーメンで汁をいっぱい飲んで、最後に飲み干して、あの(どんぶりの)底あるやん、ラーメン屋の。ありがとうございましたって書いてある……」と話し込むと、目黒蓮から「長いなぁ」とのツッコミが。向井は映像作品の撮影が続いているからか「最近バラエティわからないねん」とつぶやき、さらに笑いを誘った。

 ラウールは、公演中に「奇跡」と言っていたことについて聞かれると、「本当に奇跡だと思います。自分たちがこの会社に出会えて、Snow Manになれて、ファンの人とか関係者のみなさんに出会えたっていうすべての運命が今日につながってると思うので、そういう意味ですごく奇跡的な景色だなと」と話す。さらに、ラウールが公演中に涙を見せていたということで「グッときた瞬間」について質問されると、佐久間大介が「ゴンドラに乗って上のほうから会場のお客さんを見たんですけど、『この景色、夢にまで見た景色だな』って思って感極まって号泣しちゃいましたね。泣きながら歌いました。それだけの人が来てくれたのがうれしかったですね。マジで。ありがたいです」と熱弁。さらに、「目黒くん、グッときてましたね?」と、記者に突然指名された目黒は「そうですね……はい。……はいとか言って」と、マイペースなリアクションで笑いを起こす。そして、「なんかこう、けっこう引いて改めてファンのみなさんを生で見たときに、本当に当たり前じゃないこの今の状況、国立でできている僕たちっていう、それにただただ感謝しましたし、ちょっとでも楽しい時間がもっともっと続けばいいのになぁと思いながら、ライブしてました」と続けた。

 今回のスタジアムライブの演出には、嵐の松本潤が監修として入っている。改修前の旧国立競技場では6年連続、計15公演のステージを経験した松本がSnow Manからの申し出で後輩の初舞台をサポートした形だ。「嵐さんは何回も国立に立たれていて、その演出を松本くんがずっとやられていて。『今回アドバイスをぜひお願いしたいんですけど』ってことを話したら、すごく勉強になりましたね。国立での見せ方と、ドームクラスでの見せ方はぜんぜん違くて、それが非常に勉強になった準備期間でした」(ラウール)

 渡辺翔太は「『渡辺のいつもの煽りのトーンだと、ドームだったらいいけど、国立だとちょっと聞こえにくいかもしれないよ。声のトーンをいっこ下げてしゃべってみたら』という、声色ひとつまで監修していただいて。本当にいろんな会場を熟知している偉大な先輩だなと感じることができましたし、勉強にもなりましたね」と、自身が松本から具体的に受けたアドバイスについて話す。松本はリハーサルにも立ち会い、コンサートの時のルーティンである一番上の席からのステージ確認や、数多あるカメラ割りをすべて覚えた上でアドバイスをしていたことなどが次々と明かされた。阿部亮平も「潤くんが監修するにあたってSnow Manの曲を全曲聞き込んでくれて、その曲の中から『こういう曲どう?』『ここの盛り上げパートはこういう曲どう?』とアイデアをくださったので、たくさんの愛を受け取ることができました」と感慨深く語った。

 その後も松本に関するトークで盛り上がっていると、佐久間が「てか待ってください! 潤くんの話ばっかりじゃないですか。Snow Manの話聞いてくださいよ!」とその流れに待ったをかける。さらに「みなさん! 僕たちの見出しより『松潤』(が目立つように)とかなったら本当に……」(渡辺)、「本当に悲しい」(佐久間)、「ほら、もうやろうとしてましたよね!?」(ラウール)と畳み掛けて爆笑をさらった。

 「館様(宮舘涼太)の公演中の“間”は演出なのか」という質問への「あの間は“演出”ではなく“僕の間”なので、僕が監修しました」(宮舘)、「リハーサルとぜんぜん違ったので、びっくりしましたね」(岩本照)といった和やかなやりとりを挟み、話題はメンバーがスタジアム公演で叶えたい夢のひとつだったという「総勢70名のマーチングバンドによる演奏」へ。この演奏には岩本がドラムで参加しているのだが、「気づいたら僕、ドラムをやることになっていて。ちょっと練習させてもらいました」(岩本)とのこと。

 普段のライブとスタジアムでの違いについては、セットリストや合計3000発が打ち上げられた花火など、主に演出面に表れているという。

「日没の時間帯を計算して『ちょっと夕暮れっぽかったらこういう曲じゃないかな』っていうセットリストの決め方。これはラウールとふっかさん(深澤)がかなり率先して前に出てくれて。意見をまとめてくれたりめちゃくちゃやってくれてました」(渡辺)

「僕たちも初めて見たのが、一番最後の花火。リハーサルではもちろんやらなくて、いざ本番、みなさんと一緒のタイミングであの花火を見て『うわぁ綺麗だな』と思ってパッと見たら、阿部ちゃんが大号泣してて」(深澤)

「花火が綺麗、だけじゃなくて、Snow Manのメンバーカラー順に並んでたんですよ。綺麗すぎて……ちょっとウルっときちゃいました」(阿部)

 今回6ポーズが用意された衣装のプロデュースはラウールが担当。衣装についてもスタジアムということで松本から「とにかく目立つように」「青空から立つ色に」とアドバイスがあったそう。佐久間が会見時に身につけていた衣装の色味はリハーサル時に薄く見えたため、急遽濃いピンクを足す対応をとったという徹底ぶりだ。衣装はもちろん、さまざまな対応をしてくれるスタッフにも改めて感謝が伝えられた。

 2日目となる20日の公演は、全国の映画館で生中継が行われる。25万人という数字にはメンバーも驚きを隠せない様子だ。

「ライブビューイングでも自分たちの熱量だったり、気持ちはちゃんと伝えたいなというふうに思っています」(深澤)

「画面を越えてね」(佐久間)

関連記事

リアルサウンド厳選記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「ニュース」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる