渡辺満里奈の記事・ニュース・画像一覧

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映画/音楽をこよなく愛する文系男子にとっては、付き合いたい係数100%の渡辺満里奈(たぶん)。彼女最大の魅力といえば、ルックスは当然として、やはり中途半端なカルチャー志向にある。で、ソノ中途半端さ加減が実に素敵だ。例えば「うーん。最近のお気に入りは70'sソウルかな。お薦めはスピーディー・ワンダー。ところでプラダの靴買ってぇー」的テイスト? そういうのにオトコはめっぽう弱い。会員番号36のおニャン子時代もイイけど、やっぱこっちだよね。
86年、「深呼吸して」でソロ・デビュー。以降、「ホワイトラビットからのメッセージ」「マリーナの夏」とスマッシュ・ヒットを連発する。秋元康御大によるスウィートな詞世界と満里奈の舌足らずなヴォイスは、抜群のコンビネーションを誇っていた。そして、現在のポジションに至る契機となったのが、フリッパーズ・ギターの2人が手掛けた「大好きなシャツ(1990旅行作戦)」である。ネオアコ/ギターポップ・ナンバーを天然爽やかガールが歌う——という永遠不滅の黄金律を創り出した、記念すべきナンバーだ。さらに、95年には作曲・大滝詠一/作詞・さくらももこ、という最強のメンツによる「うれしい予感」をリリース。実に贅沢……。90年代半ばより顕著となった、カルチャー系女性アーティスト・シーン、渡辺満里奈はその先がけと言えるだろう。

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