夏木マリの記事・ニュース・画像一覧

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73年にシングル「絹の靴下」でデビュー。世の男性すべてが前かがみ状態に陥った妖艶なフィンガー・アクションとハスキー・ヴォイスで、一躍"セクシー歌謡"のトップに君臨。柔らかくカールした髪、つけまつげバッチリのアダルト・メイク、細身なのにグラマラスな体躯——"大人のいい女"をあれほど完璧に体現したひとが他にいただろうか。いや、いない(←二重否定を用いて強調してみました)。
しばらくセクシー歌謡路線を続けたが、以降大きなヒットに恵まれなかったのは残念。しかしドラマ・舞台で本格的に女優業を開始し、特にミュージカルや恒例のひとり芝居『印象派』において高評価をマーク。——幻惑的で大胆、そして魔的な魅力すら放つ彼女の表現力は、激しいドラマに身を投じたときのジャンヌ・モローにも共通するパッションが漲っている。とにかく「一流の女」「気高い女」と認識してもらえば間違いないでしょう。
また90年代以降で忘れてならないのが、小西康陽全面プロデュースによる『9月のマリー』(95年)、『ゴリラ』(96年)で確立したドメスティック・シャンソン(妙な言い方になるが)の圧倒的艶やかさ。恋に破れた女、捨てられても待つ女、不幸な女、男に翻弄される女、生きながらにして死んだ女……といった、シャンソンに欠かせない「哀」と「悲」を高貴に歌い上げる様が見事。いや、気絶するほどカッコいいのだ。監督&演出=小西と女優=夏木の極上のコラボレイトは三度のメシを抜いてでも是非!
02年以降の新作は、小西康陽主宰の<readymade>レーベルから発表されるとのこと。

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『おかえりモネ』が描き出すそれぞれの“傷” 朝ドラが向き合ってきた「震災をどう扱うか」

多くのエンターテインメント作品がそうであるように、ここ10年の朝ドラは「震災をどう扱うか」という課題と向き合う必要があったように…

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『おかえりモネ』夏木マリ×坂口健太郎、“大人”の言葉が心に染みる 百音が感じたほろ苦さ

突然注文していたテーブルと椅子を断念しようとした田中(塚本晋也)。そのサイズから、自分1人用ではないことに気づいた百音(清原果耶…

『おかえりモネ』坂口健太郎から目が離せない

『おかえりモネ』坂口健太郎演じる菅波から目が離せない 百音は新商品の開発に着手

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『おかえりモネ』耕治は空回り系お父さん?

内野聖陽が演じる耕治は“空回り系お父さん”? 『おかえりモネ』第2週は“父と娘”回に

森林組合の見習いとして働く永浦百音(清原果耶)は正式に職員として採用された。同僚たちに祝福される百音だが、そこに突然、父・耕治(…

『おかえりモネ』の真面目なスタンス

『おかえりモネ』の真面目なスタンス 安達奈緒子のメッセージは10年前よりも響く?

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『おかえりモネ』第5話、朝岡の希望

『おかえりモネ』第5話では、朝岡(西島秀俊)の希望で北上川を見に出かける

5月17日よりスタートしたNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』。第5話では、朝岡(西島秀俊)の希望で百音(清原果耶)たちは北上…

『おかえりモネ』第4話、百音が朝岡に驚く

『おかえりモネ』第4話では、百音(清原果耶)が天気を正確に当てた朝岡(西島秀俊)に驚く

5月17日よりスタートしたNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』。第4話では、百音(清原果耶)が天気の変化を正確に言い当てた朝岡…