『おかえりモネ』夏木マリ、“別れ”を体現した切なさと温かさ 百音とサヤカの大切な2年間

『おかえりモネ』百音とサヤカの大切な2年間

 『おかえりモネ』(NHK総合)第7週「サヤカさんの木」で描かれているのは、気象予報士試験の先でキラキラ煌めく世界と、充実した環境のもと森林組合で任せられている仕事の間で揺れ動く百音(清原果耶)の姿だ。

 ナラの木を市外の教育委員会に興味を持ってもらうことに成功し、翔洋(浜野謙太)から「実質上プロジェクトリーダー」と呼ばれている、入社2年目の百音。50年先を担うサヤカ(夏木マリ)の「次の世代」として期待される一方で、百音はますます気象予報士に引かれていた。その気持ちを後押しするのが再び登米にやってきた朝岡(西島秀俊)や同行してきた野坂(森田望智)からの言葉。

「全力を尽くして提供するのは大切なものを守る時間」(朝岡)
「次は永浦さんなのかも」(野坂)

 迷うための時間の中でどちらの針路を選ぶべきか百音は逡巡していた。

 第35話でサヤカは樹齢300年のヒバの木にそっと額を当て「いいじゃないの。まだ一人でも……フフフ。こういう人生よ」と語りかける。そこにあるのはやがて訪れる別れ。百音が菅波(坂口健太郎)に2つの道で迷っていることを相談している場にサヤカは出くわしていたのだ。

 そこで百音から話されるのは、林業の大切さや社会への貢献度も高い森林組合を通して木や山の仕事が好きになっていること。職場の人たちにも恵まれている。初めての資格・普通自動車免許も取得し、かっこよくて尊敬するサヤカを一番近くで支えている自負もある。

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