『ライオン・キング』30周年記念映像公開 ミュージカルやゲームになったシンバの姿も
12月20日に公開される『ライオン・キング:ムファサ』に先駆け、『ライオン・キング』の30周年記念映像が公開された。
壮大なアフリカの大地を舞台に、“生命”をテーマに描かれた一大叙事詩『ライオン・キング』。アニメーション映画として誕生した本作は、2019年には超実写版『ライオン・キング』として全世界で公開され、ディズニー映画として世界歴代映画興収1位となる約16.6億ドルを記録した。
『リトル・マーメイド』(1989年)、『美女と野獣』(1991年)、『アラジン』(1992年)に続いて、1994年にアニメーション版が公開され、10年にわたって続いた“ディズニー・ルネッサンス”の1本となった本作。
公開された30周年記念映像は、楽曲「サークル・オブ・ライフ」が流れる中、王国の呪術師ラフィキが王の子シンバを抱き上げ、プライド・ランドの未来の王の誕生を告げるシーンから始まる。その後、王ムファサが息子のシンバに“命の環”(サークル・オブ・ライフ)や王としての教えを説くシーン、サバンナの地を駆け回る様子や、プライド・ランドの住民たちの生き生きとした姿、危険なヌーに追いかけられるシンバなどが登場。さらにシーンごとにアニメーション版から超実写版へと映像が移り変わる。
また、映画のシーンだけではなく、本作を真似て子供を抱き上げる母親の姿や、ミュージカル版『ライオン・キング』で演じられている模様、ディズニーランドのショーや、ゲームになったシンバの姿まで映し出され、この30年間いかにして『ライオン・キング』が世界中の人々に影響を与えてきたのかが垣間見える。
そして、30周年にあわせて公開される新作『ライオン・キング:ムファサ』は、シンバの父・ムファサの“始まりの物語”。仲睦まじく育ってきたムファサと兄弟であるタカはなぜ別の道を歩むことになってしまったのか、王家の血を引くタカではなく、なぜ孤児のムファサが王になったのか。『ライオン・キング』でも因縁を感じさせたムファサとスカー、そしてシンバの母となるサラビの物語が明かされる。
本作の監督を務めるのは、『ムーンライト』でアカデミー賞作品賞を受賞したバリー・ジェンキンス。若きムファサ役に『地下鉄道~自由への旅路~』でもジェンキンス監督とタッグを組んだアーロン・ピエール、ライオンの王子でムファサを兄弟として家族に迎え入れるタカ役(後のスカー)に『シラノ』のケルヴィン・ハリソン・Jr.、若きサラビ役にティファニー・ブーンが決定した。そして、ムファサとタカを追い詰めるライオンのキロス役をマッツ・ミケルセンが演じる。
そのほか、『ライオン・キング』に続き、プンバァをセス・ローゲン、シンバをドナルド・グローヴァー、ナラをビヨンセことビヨンセ・ノウルズ=カーターが続投することも発表された。シンバとナラの娘・キアラ役は、ビヨンセの娘のブルー・アイビー・カーターが演じ、映画では初となるビヨンセ母娘の共演が実現する。
■公開情報
『ライオン・キング:ムファサ』
12月20日(金)全国公開
監督:バリー・ジェンキンス
声の出演:アーロン・ピエール、ケルヴィン・ハリソン・Jr.、ティファニー・ブーン、ドナルド・グローヴァー、ビヨンセ、マッツ・ミケルセン、ブルー・アイビー・カーター
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン
原題:Mufasa: The Lion King
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