『大病院占拠』続編『XXX占拠』の舞台を考察 櫻井翔の次なる「嘘だろ」はどこで聞ける?
櫻井翔が主演を務め、2023年1月期に放送されたドラマ『大病院占拠』(日本テレビ系)の続編となる『XXX占拠』が2024年1月期に日本テレビ系で放送される。『大病院占拠』は、誰が犯人を演じているのか、ドラマ内で正体が明かされるまでキャストがシークレットだったことも話題の一つとなった。そして続編はタイトルすらも伏せられており、早くも“制作側の挑発”とも言うべき謎かけが始まっている。続編ではいったいどこが占拠されるのかを考察してみたい。
『大病院占拠』は、日本が誇る大病院を鬼の面を被った武装集団が占拠し、そこにたまたま居合わせた休職中の神奈川県警捜査一課強行犯係刑事・武蔵三郎(櫻井翔)が、人質となった病院関係者たちを救う為に犯人たちに立ち向かっていく物語。「嘘だろ」が口癖の武蔵刑事は正義感が強い熱血漢で、爆破に巻き込まれてもとにかく死なない不死身の男。まさに映画『ダイ・ハード』でブルース・ウィリスが演じたジョン・マクレーン刑事の日本版とも言うべきキャラだ。
①「豪華客船占拠」説
さて、まずは公式サイトをみると「神奈川県内某所で、再び大規模な占拠事件が発生! 犯人は面で顔を隠した武装集団。巻き込まれたのは複数の人質と、あの男・武蔵三郎。次々と迫りくる新たな敵に立ち向かう、タイムリミットバトルサスペンス」と書かれている。ここから、まず「神奈川縛り」で考えることができる。前作では停泊していた客船での集団ウイルス感染が元凶で悲劇が始まった。それに関連して「豪華客船占拠」なら武蔵がたまたま居合わせる場所としては申し分ない。今回も管理官の和泉さくら(ソニン)の出演が決定していて、さくらの夫は船内で感染して亡くなっているだけに、またトラウマが発動して混乱を招く展開も期待できる。
②「ショッピングモール占拠」説
“事件に巻き込まれそうな場所”を考えるとまず浮かんだのは、ショッピングモール。モールといえばゾンビものの定番だが、立て籠るのに衣食住が充実し、特に今のモールは一種のテーマパークとも言えるネタの宝庫で、いろんな展開が考えられるし、アクションもやりたい放題で絵的にも面白い。1クールという占拠の長期戦にはもってこいだ。
③「スタジアム占拠」説
ただ、櫻井翔がPR動画で「敵とのたった1日の闘いを描いた」と言っていて、長期戦はする必要ない。そう考えると、神奈川が舞台のドラマで事件がよく起きる場所といえば、スタジアム。古くは、映画『まだまだあぶない刑事』で、サッカースタジアムに小型核爆弾が仕掛けられ、試合が終わるまでに爆破を阻止するというスリリングな展開が繰り広げられた。しかしそれは試合中の限られた時間だから面白いのであって、1クールのドラマではちょっと厳しいか。ただ、横浜アリーナのようなライブ会場を占拠するのはどうだろう。病院を占拠して医師たちの悪事を暴くように、アイドルグループのライブを占拠し、芸能界の悪事を暴いていく展開だったら主人公の究極の「嘘だろ」が聞けるかもしれない。