富田望生、朝ドラ『ブギウギ』小林小夜は「奇跡のような役」 出演決定時は「来たーっ!」

富田望生、朝ドラ『ブギウギ』小夜役を語る

 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』に出演中の富田望生よりコメントが寄せられた。

 富田が演じるのは、スズ子(趣里)のような歌手になるのが夢で、弟子にしてほしいと訪ねてくる福島出身の小林小夜。

 富田は本作に出演することが決まったときの心境について、「制作が発表されたときからこの作品に参加したいと思っていたので、出演が決まったときは『来たーっ!』という感じでした。笠置シヅ子さんの楽曲は、私の世代でも聴いたことがあるくらいなじみがありますし、私の曾祖母は戦争まっただ中を生きた女性で、歌に支えられたという話をよく聞いて育っていたので、この作品に参加できることがとてもうれしいです」とコメント。

 脚本や自身が演じる小夜についての印象に関して富田は、「台本を読ませていただき、最初の小夜の第一声を読んだ瞬間に、映像がバーッと広がるような感覚がありました。私の地元である福島のことばを使う小夜ちゃんにとても親近感を感じますし、自分自身と近い部分もあって、なんて奇跡のような役なんだろうと思っています。自分が小夜と似ているところは、とにかく行動してみるところです。『やりたいと思ったことはやってみる』という部分は、私の性格と同じですね。福島ことばに関しては、小夜のセリフにある『○○してくんちぇ』(○○してください)は使っていました。同じ福島の中でも、浜側と内陸側では発音などが違っていたりするのですが、スタッフの方からは、私の出身地のことばで大丈夫ですと言っていただけたので、ことばに関してはストレスフリーです」と語った。

 さらに共演するスズ子役の趣里の印象については、「もう、最高です!」と絶賛。「ヒロインは本当にものすごく大変だと思うんです。スケジュールもそうですし、スズ子はいろいろな出会いや別れを繰り返す人生なので、辛いシーンも多いと思うんです。でも、趣里さんは本当に太陽のような方で、すぐにニコッと笑ってくれて毎回心を射ぬかれているような感じです。きっと、これが人々を魅了する力というか、オーラというか、心というものなのかと思いました。人を射ぬく力、掴む力、人を付いてこさせる力というか、こっちが付いていきたいと思ってしまう、そんなパワーを持たれている方だと思います。本当に、目が合うたびに、『まぶしい! すてき!』と思っています!」

 最後に、放送を楽しみにしている視聴者に向けて、「風とか香りとか、想像をかきたてられるような作品になっていると思います。その香りや空気を身近に感じるように、福来スズ子という一人の人間も身近に感じられる作品になっていると思うので、そこを楽しみにしていただけたらと思います。ステージ上で盛り上がっていく空気も、実際にテレビの前で見ている方も同じように劇場でスズ子を見ている気持ちになるくらい、とても迫力のある、パワーのある作品になっていると思います」とメッセージを送った。

■放送情報
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』
総合:午前8:00〜8:15、(再放送)12:45〜13:00
BSプレミアム・BS4K:7:30〜7:45、(再放送)11:00 〜11:15
出演:趣里、水上恒司、草彅剛、蒼井優、菊地凛子、水川あさみ、柳葉敏郎ほか
脚本:足立紳、櫻井剛
制作統括:福岡利武、櫻井壮一
プロデューサー:橋爪國臣
演出:福井充広、鈴木航、二見大輔、泉並敬眞、盆子原誠ほか
写真提供=NHK

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