『御上先生』卒業コメント 矢吹奈子×山下幸輝×豊田裕大×山田健人×夏生大湖

3月23日に最終回を迎える松坂桃李主演のTBS日曜劇場『御上先生』。隣徳学院3年2組の生徒29人の卒業メッセージ第5弾が公開された。
本作は、「日本の教育を変えてやろう」という熱意を持ったエリート文科省官僚が高校教師となり、令和の18歳とともに、日本教育にはびこる権力争いや思惑へ立ち向かう、オリジナルの学園ドラマ。松坂とは映画『新聞記者』でタッグを組んだ詩森ろばが、初めてゴールデン帯連続ドラマの脚本を担当する。
とある出来事を機に「日本の教育を変えてやろう」と文科省官僚になった御上孝だが、現実はほど遠いものだと気づく。そんな中、御上は新たに設けられた官僚派遣制度によって私立高校への出向を命じられる。制度を作っている側にいても変えられない、ならば現場から声をあげ、制度の内部からぶっ壊せばいい、と御上は自ら教壇に立つ。制度を作る側である官僚と、制度に苦しめられる側である教師の両方を兼ねる“官僚教師”が、令和の時代を生きる18歳の高校生を導きながら、権力に立ち向かっていく。
第5弾として登場したのは、出席番号25から29までの生徒5人。矢吹奈子(晴山奈緒役)、山下幸輝(冬木竜一郎役)、豊田裕大(宮澤涼役)、山田健人(村岡渉役)、夏生大湖(和久井翔役)が、本作を通して得たもの、スタッフ・キャスト陣への感謝を綴っている。
コメント
矢吹奈子(晴山奈緒役)
私が演じる晴山は、一番後ろの席で全体がよく見えていたので、みんなのお芝居を見て学ばせてもらうことばかりでした。緊張しないよう積極的に生徒に話しかけてくれた是枝先生(吉岡里帆)、生徒たちの表情を撮るときは目が合うように毎回立ち位置をずらしてくださったりするなど、常に気にかけてくださった御上先生に感謝の気持ちでいっぱいです。
日が経つに連れ仲が深まっていく中で、クランクアップが近づいていくのは寂しくて仕方がなかったですが、生徒のみんながどう成長し、どういう気持ち・表情で卒業していくのか、最後まで見届けていただけるとうれしいです。
山下幸輝(冬木竜一郎役)
これまでさまざまな社会の問題や今の教育について生徒が1人ひとり考えて答えを出してきました。その集大成が第10話に詰まっています。御上先生が生徒たちに第1話から伝えてきたことを改めて視聴者の皆さんも思い出してみて、一緒に最後の授業を受けてほしいと思います。これまでのシーンの中で、第7話のチームビジコンが椎葉に「椎の葉」(祖父母が営んでいた和菓子店)の継続案を提案しに行くシーンが好きです。宮澤が言っていたように、女子だけじゃなく男子も気付かされることがあって社会を変えるために、そしてどうにか椎葉のためにとチームビジコンが立ち上がったのは演じていてグッときました。
御上先生には、冬木をここまで変えてくれてありがとうございますと伝えたいです。
御上先生に出会えてなかったら冬木は自分の父のことを消化できていなかったと思うし、誰かのために何かをすることは出来なかったと思います。考えることの大切さを全身で感じたこの経験を冬木は次の人たちに伝えたいなと思います。そして同窓会でまた会いましょう。
豊田裕大(宮澤涼役)
まだまだ他の生徒たちの問題が出てきます。そして、大人軸の問題、それが隣徳学院の抱える大きな問題につながっていきます。それをどう解決していくのか、また御上先生に助けてもらった生徒たちはどう動いていくのかをご覧ください。
第6話の御上先生が過去を話すシーンは個人的に自分の過去と重なる部分があったのと、松坂さんが生徒1人ひとりに視線が当たるような配慮をしてくださってとても思い出に残っています。あとは、第5話のビジネスコンテストのシーンです。朝から晩までの撮影で1000人弱の方を目の前にお芝居をするのは、精神的にもタフで鍛えられましたし、第5話としても大事なシーンなので記憶に残っています。
御上先生、僕たちにこれから生きていく上で大切なことを教えてくださってありがとうございました。主体性を持つことや「パーソナル イズ ポリティカル」、「考えて」を忘れずにしていきます。
松坂さん、約3ヶ月間共にお芝居ができて幸せでした。真摯にお芝居に向き合う姿にいつも刺激を受けていました! それだけじゃなく、愛を持って生徒に接していただいてありがとうございました。
山田健人(村岡渉役)
最終回に向けて、クラス全員の逞しく純粋な、成長した姿をぜひ見ていただきたいです!!
思い出に残っているシーンは、第4話の文化祭です。プランオカミに引っかかった溝端先生(迫田孝也)を宮澤くんと笑い堪えて見ているのでぜひ見返してみてください!
御上先生、この1年間本当にありがとうございました。自分の言動が人の心に影響を与え、それが社会全体にもつながる。こんなにも繊細に粘り強く考え続けなければいけないのだと学びました。先生やクラスのみんなからもらった言葉は僕の中での強い味方です。
この先、辛いことがあったらたぶん真っ先に先生とお母さんを思い出しますので、今後ともお世話になります。
村岡より
夏生大湖(和久井翔役)
最終回に向けて、大人組と生徒組の2つの大きな軸が一気に動き出します。特に生徒組がこれまで立ち向かった問題、そして新たに出てくる問題にどのようにして挑むかに注目して欲しいです。そして、第4話~第7話のそれぞれが抱える問題とそれに立ち向かう個々の生徒たちの顔つきやその変化をもう一度見返して最終回を見ていただけると、より楽しめるはずです。御上先生の生徒として、さまざまな問題に向き合い考える中で、松坂桃李さん演じる御上先生の内にある優しさに触れ、より力強く思考し、学ぶことができました。この経験はこの先の僕に勇気を与えてくれます。本当にありがとうございました。
「日本の教育を変えてやろう」という熱意を持ったエリート文科省官僚が高校教師となり、令和の18歳とともに、日本教育にはびこる権力争いや思惑へ立ち向かうオリジナル学園ドラマ。
■放送情報
日曜劇場『御上先生』
TBS系にて、毎週日曜21:00~21:54放送
出演:松坂桃李、奥平大兼、蒔田彩珠、窪塚愛流、吉柳咲良、豊田裕大、上坂樹里、髙石あかり、八村倫太郎、山下幸輝、夏生大湖、影山優佳、永瀬莉子、森愁斗、安斉星来、矢吹奈子、今井柊斗、真弓孟之、西本まりん、花岡すみれ、野内まる、山田健人、渡辺色、青山凌大、藤本一輝、唐木俊輔、大塚萌香、鈴川紗由、芹澤雛梨、白倉碧空、吉岡里帆、迫田孝也、臼田あさ美、櫻井海音、林泰文、及川光博、常盤貴子、北村一輝
脚本:詩森ろば
脚本協力:畠山隼一、岡田真理
演出:宮崎陽平、嶋田広野、小牧桜
プロデュース :飯田和孝、中西真央、中澤美波
教育監修:西岡壱誠
学校教育監修:工藤勇一
製作著作:TBS
©︎TBS
公式サイト:https://www.tbs.co.jp/mikami_sensei_tbs/