R・F・クァン『バベル』が海外篇1位 ベストSF2025決定

『SFが読みたい!』ベストSF2025発表

 『SFが読みたい! 2026年版』(早川書房/2026年2月12日刊)にて「ベストSF2025」(対象期間:2024年11月~2025年10月刊行分)が発表された。

 「ベストSF2025」海外篇の第1位に選ばれたのはR・F・クァン『バベル』(古沢嘉通・訳/海外文学セレクション)。銀と、ふたつの言語における単語の意味のずれから生じる翻訳の魔法によって、大英帝国が世界の覇権を握る19世紀。英語とは大きく異なる言語を求めて広東(カントン)から連れてこられた中国人少年ロビンは、オックスフォード大学の王立翻訳研究所、通称バベルの新入生となり、言語のエキスパートになるための厳しい訓練を受ける。だが一方で、学内には大英帝国に叛旗を翻す秘密結社があった。言語の力を巡る本格ファンタジー。ネビュラ賞、ローカス賞受賞作。

 そのほか第2位にはアレステア・レナルズ『反転領域』(中原尚哉・訳/創元SF文庫)、第4位にはペン・シェパード『非在の街』(安原和見・訳/創元海外SF叢書)、第5位にはエドワード・ブライアント『シナバー 辰砂都市』(市田泉・訳/創元SF文庫)がランクインするなど、東京創元社の作品が多くランクインする結果となった。

■書誌情報
『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 上巻』
価格:3,300円(税込)

『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史 下巻』
価格:2,750円(税込)
著者:R・F・クァン(古沢嘉通・訳)
発売日:2025年2月14日
出版社:東京創元社

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