発売初日からSNSで反響 恋人が綴る西村賢太との3547日『西村賢太殺人事件』

西村賢太との3547日『西村賢太殺人事件』

 小林麻衣子『西村賢太殺人事件』(飛鳥新社)が10月23日に発売された。

 本書の著者は西村賢太と親交のあった小林麻衣子。「火吹達磨としぶり腹」「岡山ルーチン」「遥道」「DJけんけん」「一国一城の主」「暴力の沙汰」「ケダモノの舌」「愛情乞食」「清造大権現」といった9つの章を経て、第十章にて「西村賢太殺人事件」が語られる。恋人が綴る西村賢太との3547日を綴った本書。発売初日からSNSで反響を呼んだ書籍だ。

「これは、私が私のために書きました。西村賢太のために、などとは歯が浮くようでちょっと言えないし、私が書かねば彼が忘れられてしまうから、などという考え自体、まるでない。

 書いていると、不在感が増幅されて泣くこともあった半面、思いがけず記憶の彼方から蘇ってくる彼に出くわして喜ぶこともあった。

 『自分の人生に責任、持てよ』 この言葉がなかったら、ここまで書けなかった」(小林麻衣子)

 本書の紹介文には「私のせいで西村賢太が殺された、との認識が、突然背後から鈍器で殴りかかってきた――瞬間、左のみぞおちが反り返るようにグググと引き攣って洗面台に駆け寄って嘔吐いていた――『西村賢太殺人事件』の爆誕である」と書かれている。

■著者プロフィール
小林麻衣子(こばやし・まいこ)
1974年東京都生まれ。
神戸女学院大学文学部卒業。
日本語教師。

■書誌情報
『西村賢太殺人事件』
著者:小林麻衣子
価格:1,900円(税込)
発売日:2025年10月23日
出版社:飛鳥新社

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