ことのは文庫 × pixiv「動物もふもふ小説コンテスト」受賞作が1冊に 犬、猫、狸に魚にカピバラまで動物たちに癒される

『もふもふ ふわふわどうぶつ癒しのアンソロジー』が8月20日(水)にマイクロマガジン社から発売された。
本書は「ことのは文庫×pixiv 『カワイイ動物たちが大活躍!もふもふ小説コンテスト』」短編部門受賞作を収録した、「ことのは文庫」初のアンソロジー。受賞作に加え、人気作『おまわりさんと招き猫』(植原翠)、『彼女は食べて除霊する』(みお)の書き下ろし短編が収録されている。
犬、猫、狸に魚やカピバラまで……。愛くるしい動物たちとコンテストのテーマである「動物とともに成長や感動を味わえる物語」がぎゅっと詰まった短編集となった。
同日より電子書籍の配信も開始され、電子版巻末には、伊藤詩都によるカバー用イラストが収録されている。
■収録作品
「水曜日のアクアリウム」
著:川奈あさ(かわな・あさ)
ノー残業デーの水曜日。仕事で悩む宮森は、アクアリウム作りが趣味の同僚・有村から自宅に魚を見に来ないかと誘われる。美しい光景に心癒され、宮森は手詰まりだった案件にも突破口が……。
「春夏冬珈琲店へようこそ ~夢を食べるパグ~」
著:桜花香里(さくらが・かおり)
珈琲店を営む尚也とペットのパグには秘密がある。それは、夜になると悪夢に苦しむ人を救う“夢使い”と、犬に擬態した夢を食べる“バク”という姿だった。今宵も夢を守るため、一人と一匹は町へと繰り出す。
「プレオープン・レトリバー ~薫りたつ想いをワンと叫ばせて~」
著:仲野ゆらぎ(なかの・ゆらぎ)
朝陽はペットのゴールデン・レトリバーとの散歩中、オープン前のカフェのオーナー・薫とそのペット・ラブラドール・レトリバーに出会う。二匹のレトリバーが引き寄せ出会った朝陽と薫は、カフェのプレオープンに向けて奮闘し、距離を縮めていく。
「カピバラのよーこさん」
著:藤喜(ふじき)
一人暮らしの近藤ひとみは、元旦に両親からプレゼントとして「よーこさん」という名のカピバラを贈られる。人の言葉を話し、妙に知識のあるよーこさん。ひとみは彼女となんだかんだで仲良くのんびり自由な共同生活を始める。
『おまわりさんと招き猫』書き下ろし短編「崖っぷちに猫」
著:植原翠(うえはら・すい)
職場は倒産し、彼氏にも振られ踏んだり蹴ったりな幸のもとに、しゃべる猫・おこげさんが現れる。「それがしは人の願いを、望みを、理想を、叶える猫ですみゃ」果たして、崖っぷちに立っている幸の未来は?
『彼女は食べて除霊する』書き下ろし短編「もふもふ尻尾と流星群」
著:みお
小百合と喧嘩中のシェパード犬・ケンタは、言葉が通じる一匹の狸・鈴木と出会う。「姫との約束を果たすため、動物園へ案内してほしい」と鈴木に頼まれ、面倒ながらも引き受けるケンタだが、道中怪しい黒い影がつきまとう……。
■書誌情報
『もふもふ ふわふわどうぶつ癒しのアンソロジー』
著者:川奈あさ、桜花香里、仲野ゆらぎ、藤喜、植原翠、みお / イラスト :伊藤詩都
価格:781円(税込)
発売日:2025年8月20日
出版社:マイクロマガジン社






















